読んだ本(2023年6月)
陰謀の日本中世史 / 呉座勇一
とにかく人名が山のようにでてきて、人名の海に溺れた。平安末期とか後白河法皇とか平清盛とか限られた人しか記憶にないが、大量にあの人がこの人がと人名がでてくる。しかも通字で似たような雰囲気の名前(諱)がズラズラでてきて訳わからん状態で読み進める。鎌倉時代も同様。室町~戦国期になるとようやく覚えのある名前がでてくるし、苗字が分かれてくるので読みやすくなる。とにかく読むのがしんどかった。
あの棋士はどれだけすごいの?会議 / 高野秀行、岡部敬史、さくらはな
藤井聡太竜王名人(2023年9月現在)を評して「性能の良いマシンが参戦すると聞き、フェラーリやベンツを想像していたら、ジェット機が来たという感じ」と言った高野六段がかかれた本。主だった強豪棋士の紹介がされている。将棋界を知らない人でも読みやすい本。
さまよう刃 / 東野圭吾
初めての東野圭吾作品。読書習慣が復活して初の長編小説。元々明るい小説を読む方でもないのでこの手の内容は平常運転か。映画はさわりだけしか見てない。これもアマゾンカートで寝かし過ぎた作品のひとつ。
ストーリーはよく知られている通り、娘を乱暴されて殺された父親の復讐劇であるが、その中で関係者の苦悩がえがかれる。
正しさとは何かを考えさせられる作品。
強火をやめると、誰でも料理がうまくなる / 水島弘史
勝間和代氏のブックレビューにあると知って読んでみた本。強火の話はそこそこに料理をいかに科学的に捉えて食材を扱うかをかたった本。内容はわかったが自分がせっかちなので弱中火な料理はチャレンジしてみたが無理だった。包丁を使うときのスタンス(脚の置き方の方)については気にしてやっている。
ヤバい集中力 / 鈴木祐
集中力は続かないという事を科学的(医学的?)に説明しながら、いかにコントロールするかを語った本。フーン、と流し読みして終了。
50歳になりまして / 光浦靖子
光浦靖子が留学に行こうとしつつコロナ禍になって日本であれこれしている当時の事を書いたエッセイ。彼女のネガティブなところが出つつ、芸人さんだけあって軽妙な表現で読ませてくれる。