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読んだ本(2024年1月上旬)

「読んだ本」の記事は大抵1回分で1000字くらいになる文章量なのだが、"汝、星のごとく"だけで1000字くらい書いちゃったり後半も結構数読んだりしてひと月分を二分割で書いていたら両方とも2000字くらいの文章量になっていた。素人の文章を長々と書いては読む人もしんどいと思われるので、初めての試みではあるが上旬・中旬・下旬で三分割してみる。


日本史を暴く / 磯田道史

磯田先生の著書その2。
日本史を暴いているのだが、あまりに枝葉の部分を暴いているような感じでいまいち興味がそそられなかった。

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった / 岸田奈美

noteで名前の知られている岸田さんのエッセイ。NHKでドラマ化。
結構ヘビーな環境なのではあるが、面白おかしく書かれている。強い人だなと思っていたら途中で乗り越えていく(本人的には乗り越えるというよりも忘れて頭から消している)過程が書かれていて、ああやっぱり大変だったんだな、というお話である。
お母さんのことも弟さんのことも現在進行形で起きているわけで、最近も岸田さんのnoteで水漏れの件がアップされていたが(有料会員ではないので詳細はしらない)、いろいろなものを呼び寄せてしまう体質であることは間違いない。

日本史を疑え / 本郷和人

東大の本郷先生の本。日本史を学んでいく上で定説も疑いながら解釈すべきということで、各史実の例をあげながら「考え方」について説く本。考え方について書いているので、考えながら読んでしまいなかなか読み進められないタイプの本である。

コンビニ人間 / 村田沙耶香

kindle unlimited三か月99円のキャンペーンにつられてみた中で、unlimitedの対象を探してみたら読みたかった本があったのでポチってみた。これだけで99円の価値はある。(図書館に行けば無料ではあるが、持ち運びがしやすくて返却期限がないという利点も加味すればそれだけの価値はある)
2016年上期の芥川賞受賞作品。単行本のみで100万部以上売れた21世紀の受賞作品の中でも三指に入る作品。
普通とは何かについて、普通ではないとされた側の人間からの描写で描く。

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