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読んだ本(2024年12月下旬)
12月下旬の読了本。
後から読み始めた本が先終わる感じになっていたり…。
キネマの神様 / 原田マハ
40歳を前に、突然会社を辞めた娘。映画とギャンブルに依存するダメな父。2人に舞い降りた奇跡とは-? 映画を媒介として壊れかけた家族が再生していく様を描く、切なくも心温まる長篇。
kindle unlimitedから。ゴールデンスランバーが長いので(ページ数的には短い小説一冊分くらい読んでるけど、まだ中盤)疲れてunlimitedのリストを見てたら読みたい本のリストにある本作が見つかったので読み始めた。
冒頭から7割くらいまではいわゆるお仕事小説風。「本日はお日柄もよく」と同じパターンか(本作の方が世に出たのは先ではあるが、自分の読んだ順番は逆なので)と思っていたら、最後の最後に人間ドラマで全部もっていった感のある作品。
原田マハさんの文章はかわらずうまいし・読みやすい。だが自分にあっているかと言われると今のところそれほどでもない。
「もう歩けない」からが始まり / ぱやぱやくん
大丈夫! 両脚を動かし続ければ、いつかはゴールにたどり着く!
公式Xフォロワー24万超の元陸上自衛官・ぱやぱやくんが、苦しい訓練、厳しい規律、過酷な任務の日々を送る自衛隊員が行っている自己管理法、サバイバル術、メンタルコントロール、組織論、思考法を伝授!!
kindle unlimitedから。図書館蔵書にないがリクエストするのもどうかなと思っていたらunlimitedにあったので読みはじめた。
パッと見自衛隊内部の実話本という感じを受けていたが(そんな内容が無いわけではないのだが)、自衛官経験者が書く自己啓発本。サバイバル術などもあるが、メンタル面での話が良い意味で印象に残った。
読書記録をとり始めてから漫画も含めて200冊目の本。
ゴールデンスランバー / 伊坂幸太郎
俺はどうなってしまった? 一体何が起こっている? 首相暗殺の濡れ衣を着せられた男は、国家的陰謀から逃げ切れるのか。精緻極まる伏線、忘れがたい会話。伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた書き下ろし長編。
積読消化。初伊坂幸太郎。
2008年の本屋大賞受賞作品。ちなみに同年のノミネート作品では八日目の蝉が既読。伊坂さんといえばゴールデンスランバーと勝手に思っているので初伊坂ならこの本からと考えていたが、今まで読まなかったのはごつかったから。予想通りなかなか読み進められず後から読み始めた電書2冊に追い抜かれながら読んだ。
さすがに伏線回収がうまい作家といわれるだけあって後半に入ったら止まれない感じでずっと読み続けたが、前半の種まいてるところが何だかね。ちょっと冗長な気がする。
次は短編集とかもっと短い話を読んでみたい。
となりのナースエイド / 知念実希人
新人ナースエイドの澪は、天才外科医・竜崎と時にぶつかりながら、患者に寄り添い癒していく。ある日、澪の身辺に怪しい影が差し…。書き下ろしノンストップ医療サスペンス。
kindle unlimitedから。ドラマ化していたものは以前子供がドラマを見ていたので、チラ見して多少設定をしっている程度。
期待していた以上に面白かった。メインのシムレスの謎のところでひっぱりつつ、いろいろな患者の話と澪・大河の過去の話とからませながらうまく展開していく。映像作品向けだなぁ。
続編でそうな(作者がXか何かで書く宣言してるそうだが)感じなので、でたら是非読みたい。