見出し画像

自分の仕事能力に不安を感じた時にどうすべきか

日々仕事を行う中で、様々な不安や悩みを抱えていると思います。

その中でも若手社員の方は、自分の仕事能力に不安を感じることが多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、自分の仕事能力に不安を感じた時にどう対処すべきかを解説します!

*本記事は5分程度で読むことができます。


若者は仕事に対して「不安な気持ち」を抱えている

2023年に株式会社ラーニング・エージェンシーが行なった新入社員4428人を対象とする「新入社員意識調査」によると、
「入社式を終えた現在の気持ちは?」という質問に「不安」と回答した人が34.8%と、最も多い結果となりました。

続いて「不安に感じていること」という質問には、「仕事についていけるか」と回答した人が64.9%で最も多い結果でした。

また、2023年に株式会社ラーニングエージェンシーが行った社会人2年目~4年目の若手社員900名を対象とするアンケート調査では、
「自分の知識・スキルに不安を感じることがある」と回答したのは、
社会人2年目で42.3%、社会人3年目で39.3%、社会人4年目で45.7%でした。

年代別に見ると、
社会人2年目は、プレゼンテーション力。
社会人3年目は、計画力。
社会人4年目は、プレゼンテーション力に対して最も不安を感じているようです。

このように若手社員は仕事に対して不安を感じていることがわかります。

自分の仕事能力に不安を感じた時にどうすべきか

では、自分の仕事能力に不安を感じた時にどうすればよいのでしょうか。

1.不安に感じていることを書き出す

自分が現在不安に感じていることは何なのか、頭で考えるのではなく書き出してみましょう。

不安を書き出すことによって、不安が可視化され、どのように対処すればよいのかがわかりやすくなります。

また、不安を書き出すと思考が整理され、気持ちが落ち着くこともあります。

2.周りからフィードバックをもらう

不安に感じているときは上司や先輩、同僚から日頃の仕事に対してフィードバックをもらいましょう。

「自分は仕事が出来ない」と不安に感じていても、そう思っているのは本人だけで周りからは評価されている場合もあります。

また、周りからの意見やアドバイスをもらうことで自分と違う視点を得ることができて、今まで気づかなかったことに気づくことができます。

3.仕事が出来る人の真似をする

誰もが最初から仕事ができるわけではありません。

まずは、社内の仕事が出来る上司や先輩の真似をして、仕事に対する姿勢やスキルを学んでいきましょう。

また、疑問などがあれば積極的に上司・先輩に質問してみましょう。

不安を乗り越えた先に”成長”がある

2010年にリクルートワークスが行った社会人1年目~3年目の若手社員1250名を対象とする調査では、入社3年目までに仕事上の「壁」を経験し、乗り越えることによって成長を実感することが明らかになりました。

つまり、不安を克服して仕事の壁を乗り越えることによって、成長することができます。

また、仕事上の壁を乗り越えられなくても成長を実感している社員がおり、「時間が解決してくれた」「慣れた」といった声がありました。

今不安に感じていることがあっても、時間が解決してくれる可能性もあるということです。

まとめ

今回は、自分の仕事能力に不安を感じた時にどうすれば良いのかを解説しました。

多くの若手社員が仕事能力に対して不安を感じていますが、その不安を乗り越えた先に成長があるので、1人で抱えるのではなく上司や先輩に相談し、フィードバック等を受けながら不安に対処していきましょう。

また、不安は永遠に続くものではなく時間が解決してくれる場合もありますので、思いつめることなくできることからやっていきましょう。


他にもこんな記事を掲載しています。興味があれば覗いてみてください。


人事制度のことなら、セレクションアンドバリエーションへお気軽にご相談ください。


参考文献

https://www.all-different.co.jp/column_report/research/research_94_240110.html(最終閲覧日:2024年1月18日)

https://www.all-different.co.jp/column_report/research/research_85_230419.html(最終閲覧日:2024年1月18日)

徳永英子(2011)「若手社員をどのような”壁”を越えさせることで成長を感じさせられるかー「壁」と成長実感との関係性から考察ー」Works Review, Vol.6, 108-121