私のフィルムカメラ
これまで写真はアップしてきたが、使っているカメラについてあまり触れていなかった。
今回は私が愛用している
シンプルで味わい深い「Canon P」
堅実な相棒「Nikon EL2」
この2台について紹介しよう。
Canon P(1959年レンジファインダーカメラ)
・完全機械式シャッター
電池が不要なため、いつでも動作する信頼性があり、メカニカルな操作感が楽しめる
・LTM(Leicaマウント)対応
Leicaのねじ込み式レンズが使えるため、幅広い高品質レンズが使用可能で、Leicaルックを楽しめる
・ファインダーのフレームライン
50mm、35mm、100mmの3種類のフレームラインが表示されることで、視覚的に直感的な撮影ができる。こんな感じ↓
Canon Pは、SNSで見つけて一目惚れしたカメラ。M型Leicaは手が出ないけど、このカメラはLeicaのようなそのルックに惹かれた。ファインダーのフレームラインも見やすく、まるでLeicaのような感覚で撮影が楽しめる。
続いて、
Nikon EL2(1977年 一眼レフカメラ)
・絞り優先AE(自動露出)機能
Nikon初の絞り優先AE対応のカメラ
・Nikon Fマウント
Nikonの一眼レフカメラで伝統的に使用されているFマウントを搭載
・完全機械式シャッター(1/125秒以下)
電池が切れても、1/125秒以下の速度であれば機械式シャッターで撮影ができる信頼性
・堅牢なボディ
Nikonのカメラらしい頑丈な作りで、信頼性が高く、長期使用に耐えうる設計
NikonEL2は、父親から譲り受けたカメラ。
クラシックな見た目がドンピシャだった。
電池があれば絞り優先機能を使えるので、写らないという心配をしないで撮りたい写真を撮ることができる。
しかし、このカメラは重い。
重さはレンズを合わせると約1キロ。
短時間の撮影なら問題ないが、長時間になると、やはりだんだんと重さを感じてくる。
最近の主流のミラーレス機に比べると、1.5倍から2倍近い重さがあるのではないか。
けれど、このずっしりとした感じが
「あぁ、フィルムカメラで写真撮っているんだな」という感覚があって良いのだ。
どちらもマニュアルフォーカスのフィルムカメラ。絞り、シャッタースピード、ピントを、全部自分で合わせていく。この面倒くささが1番使っていて、楽しい。
撮れた写真の確認はすぐにはできないけれど、
1枚1枚、無駄にしないぞと考えながら撮れるのが楽しいのだ。
もし、デジタルを使うようになっても、この気持ちは持ちながら撮っていきたいなと思う。
そして、カメラは身につけて持ち歩くもの。
ファッションのひとつとして、気分の上がるものを使いたいなって思っている。
クラシックでしっかりとした佇まいは、手に持った瞬間に「あぁ、これだ」と思わせる質感と存在感がある。重さがある分、持っているだけで写真を撮る意識が高まる気がする。
重いけれど、それが逆に”フィルムカメラを使っている”という特別な体験を感じさせてくれる。
これは軽量なデジタルカメラではなかなか味わえない感覚だろう。
これらのカメラは単なる道具以上の存在で、自分のスタイルや気持ちを引き上げてくれる相棒だ。
まるで、時代を超えたアクセサリーのよう。
シルバーのメタルボディはどこか無骨さも感じさせつつ、街中を歩くだけで少し気分が上がる。
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