パッと目にした瞬間を
まだ、何かを意識して、何かを狙って撮れるような技術はない。
だからこそ、「これいいなって思った瞬間を切り取る」というスタンスで撮っている。
近所を散歩していると、目に映る景色が気になることがある。
住宅街、路地、街路樹、家からの景色、公園。
この写真たちは、太陽と建物が作り出す光と影の美しさを感じた瞬間を収めたもの。
次に、毎日見ていて、ずっと撮りたいと思っていた銀杏の木。
葉がだんだん黄色くなっていく様子を見ていて、「オールイエローになったら撮ろう」と思っていた。
この日は日が沈みかけて影になっていたけど、それでも綺麗に撮れたと思う。
歩いているとふと目に入る赤い看板や、緑と果実。
「面白い絵になりそうだな」と思いシャッターを切った。
最後は、池袋のイケサンパークで見つけた街路樹に巻かれたフクロウたち。
可愛くて、発色の良いこの子たちをどうしても収めたいと思って撮った。
最初の巻き戻しの失敗、モヤがかかった写真たち、そんな2度のミスを経て、3度目の正直。
「パッと目にしたものを撮る」というスタイルが、ようやく報われた気がする。
まだまだ、このスタイルは続くだろうけれど、綺麗に写ってくれてよかった。
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