自己変革の可否〜なぜ本を読むことが重要なのか〜
先日メンバーと1on1をしていたときに「自己変革」というワードを、私自身がポロッと言いました。
そこから「自己変革をする(自らを変えていく)ために必要なことは何なのか」ということについて考えたので、そのことについて今日は書きたいと思います。
(※このnoteは私が社内のメンバー向けに毎週月曜日に書いているコラムを社外向けに再編集したものです)
すごい人ほど本を読んでいる
私は昔、本が読めない人でした。
社会人になってから転職してしばらく経つまではほとんど本を読んでいなくて、昔福利厚生であった書籍購入補助の制度もほとんど使ったことがありませんでした。
大学時代に一応哲学を学んでいて、小難しい本を読んではあれこれ考える4年間を過ごしたので、「本を読んで咀嚼し、自分で考えて行動する」ということができないタイプではないはずでした。
ただただ、自分は人より本を読むのが遅いし、本は色々ありすぎて何を読んだら良いかわからないし、とかなんとか言い訳をして本を読むことから逃げていました。
しかし、私はゆるぎない事実に直面します。
すごい人ほど、めちゃくちゃ本を読んでいるという事実に。
私は心の中で師匠と呼ばせていただいている方が何十人もいるのですが、その中でもTOP5に入る2人の師匠は恐らくめちゃくちゃ本を読んでいます。恐らく。
そのうちの一人の方は、金額を決めて毎月その金額分本を買うということをやられていたそうで、数年の間必ず毎月そのようにされていたそうです(すごい)
すごい人が本を読んでいて、もっとすごくなっていっているのに、自分が読まなかったらその差は縮まるどころか広がるばかりだ!!!と思って少しずつですが、本を読むようになりました。
(ちなみにSTAGEの一人目の社員には入社前に10冊の課題図書を出しました、懐かしいですね)
本を読むメリット
ではなぜ本を読むと良いのかなということを私視点で整理してみました。
①単純に知識が増える
当たり前ですが、本には著者の珠玉の学びや経験が凝縮されているので、単純に知識量が増加するのがメリットですよね!
自分で経験しなくても著者が教えてくれます。
自分が絶対に経験できないようなこと(例えばもう年齢的にできないことなど)さえも本を読むことで知識として得られるので、めちゃくちゃお得です。
②自分を客観視できる
最近私が本を読む中で最も感じるメリットが、本に書かれている内容を自分に問いかけて、自分自身を客観視できるということです。
私が読むのは主にビジネス書といわれる類のものなので「これはこうしたらうまくいったよ」ということが書かれていることが多いのですが、それを読むと「じゃあ今の自分はどうなんだっけ?」と考えることができるので、自分の現在の行動や思考を振り返ることができます。
人は他人のことはよくわかるけれど、自分のことは案外わかっていないものだと思っているので、本を読むだけでこの視点が得られるのはすごく良いなと思っています。
③咀嚼能力の向上(≒理解力を高める)
私の場合、比較的難易度の高い本(古典や海外の書籍で翻訳されたものなど)を読むと、書かれている内容を咀嚼し、理解するのに手こずるのですが、そのプロセスを経ることで、日常生活においても理解力を高めることができると感じています。
議論についていけない、上司のフィードバックを理解するのに時間がかかるという人は、もしかすると本を読むことで解決できるかもしれません。
(私はかなり改善しました)
また咀嚼能力が向上し、理解力が高まるということは逆のプロセスである「相手にわかりやすく伝える」という能力も同時に高めることができます。
私はまだまだできていないのですが、本を読んでからだいぶマシになりました。
④上司や師匠の思考を追える
私がこれまで試したことの中に、「上司や師匠が読んでいる本と同じ本を読む」ということをやったことがあるのですが、これは上司や師匠の思考プロセスを「上司や師匠以外の言葉」で知ることができるすごい手段で、自分が成長するのにかなり有効でした。
成長するのに有効な手段としてTTP(徹底的にパクる)というものがあると思うのですが、普段のTTPは行動のトレース(やっていることを真似してみる)で、本を読むことは思考をトレースすることができるすごい手段です(さっきからそれしか言えてない。笑)
今だと自分のマーケティングの師匠が読んでいる本を定期的に教えてもらっていて、速度は遅いですが読むようにしています。
すごい人の特徴
本をめちゃくちゃ読んでいてすごい人に共通していることはどんなことなのかということについても考えてみました。
①素直(フィードバックを受け入れる)
私個人の体感値なのですが、本を読んでいる人ほどフィードバックを素直に受け入れているな、と感じます。
これは本を読むメリットの【②自分を客観視できる】に紐づいていると思うのですが、本をめちゃくちゃ読む人は、本を読むことで自分を日常的に客観視し、かつ本からフィードバックを受けていると思っていて、だからこそ日常生活で人からフィードバックをもらったときにも素直に受け入れられる土壌ができているのかなと思いました。
私も本を読まなかったときよりも本を読むようになってからのほうが素直になった気がします(でも歳のせいかもしれない)
②行動力がある(読んで理解したことを試す)
本を読んでいる人は持っている知識量が違うので、当然出てくるアイディアの量も変わってくるのかなと思います。
そうするとインプットのその先にあるアウトプットの量も必然的に増えますよね。
私は本を読んで必ずアクションリストを作るタイプで、毎回本を読むと新しく何か行動をするところまでセットになっています。
「インプットとアウトプットはセットにしたほうが良いですよ」という記事も以前書いたので、ぜひそちらも見てください👇
③言語化能力が高い
当たり前ですが、本を読むという行為は「文章を読んで理解する」ということの繰り返しなので、言語化能力が高くなります。
語彙力が増え、表現方法が増えるので、相手に伝える能力も高まりますね。
この①②③の特徴を本を読み得ることで、自己変革(自らを変えていく)に近づいていくのかな、と感じました。
これからも自己変革をし続けるために、本を読み続けたいと思います。
リスキリングやリカレント教育が叫ばれる中で、会社の外にライバルが沢山出現する時代になりました。
本を読んで自己変革をしていき、周りを圧倒するビジネスパーソンを目指していきたいものです。
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