元気が出ないときに思い出したい「キャリア理論」
最近このnoteを読んで連絡をくださる方が増えました。
先日も昔からの友人から連絡をもらってとても嬉しかったです。
それと同時に、私が書いているnoteがつらい気持ちの誰かの背中を押していることがわかって、「やはり働くことに悩んでいる人はとても多いんだ」ということを痛感しました。
悩んでいる人の背中を少しでも押せたらいいなという思いで、今日は元気が出ないときに思い出してほしい「キャリア理論」について書きたいと思います。
(ちなみに私は国家資格のキャリアコンサルタントです)
数ある理論の中でも、知っているだけで元気が出てくる理論を私の独断と偏見で選びました。
理論というのは絶対的なものではなくて、あくまで傾向や一つの説なので、これが正解だというものではありません。
ただ、この理論を知っておくことで、悩んでいる方の心の支えになったり、前に進むきっかけになる部分もあると思うので、「ふ〜ん、そういう説もあるんだ〜」くらいの温度感でお目通しいただけたらと思います。
※有識者の方orキャリコンの方がいらっしゃったら、間違い・補足等についてコメント欄でご指摘ください!
※ちなみに今回記載する2つの理論はキャリコン試験に頻出の分野なので、今後受ける方は頑張ってください🙏
①計画的偶発性理論・偶発性学習理論
「キャリアの80%は予期しない偶然の出来事によって形成される」という理論で、スタンフォード大学のクランボルツ教授の理論です。
数百人のビジネスパーソンのキャリアを分析した結果、導き出されたものです。
ざっくり言うと、「偶然におきる予期しない出来事からもキャリアは形成されるものなので、そういった偶然の出来事を大いに活用するのもありだよね!」というものです。
この理論を知ったとき、「これはまさに私の人生そのものだ!」と思ってすごく嬉しくなりました。
というのも、私はスタメンに入社してから、TUNAGのカスタマーサクセスに移るときも、FANTSに移るときも、STAGEの社長になるときも、周りの方から声をかけていただくという偶然の出来事によってキャリアを築いてきました。
TUNAGのカスタマーサクセスのときはカスタマーサクセスが大好きだったので一生やると思ってたし、FANTSにいたときはサロンのオーナーさんもコミュニティそのものも大好きだったのでそれはそれで一生やると思ってました。
自分が決めたキャリア目標ではなかったけれど、偶然そのキャリアにチャレンジすることになったわけです。
キャリアに関するお悩みの中で、「この先のやりたいことがわからない」という方も結構多いのですが、私のように偶然を大いに活用するのもありなのかもしれません。
ちなみにこの"偶然"についてですが、ただ待っていても訪れるものではないと、クランボルツ教授は言っています。
この"偶然"が実際に自分の元に訪れる可能性を高めるために、必要な5つの行動があるそうです。
▼計画的偶発性を具現化する5つの行動
①好奇心:新しい学習機会を模索すること。
②持続性:失敗に屈せず努力をすること。
③楽観性:新しい機会が「必ず来る」「可能となる」と捉えること。
④柔軟性:信念・概念・態度・行動を変えること。
⑤リスク・テイキング:結果が不確実でも行動を起こすこと。
私自身がこの5つの行動を取れていたかというと微妙ですが(笑)、行動を起こすことで偶然を手繰り寄せやすくなるそうなので、実践してみるのもいいかもしれません。
私はこの理論を、「未来を不安に思ってばかりいるよりも、前向きに今自分ができることを一生懸命やると良いことあるかもね!」という感じで、ざっくりと理解しています。笑
変えられるのは今現在だけなので当たり前なのですが、こうやって学術的に証明していただいてありがたいですよね。
②"自己効力感"という考え方
"自己肯定感"という言葉はよく聞きますね。
調べてみると自己肯定感とは、「自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情」だそうです。
"自己効力感"とは「自分が行為の主体であると確信していること、自分の行為について自分がきちんと統制しているという信念、自分が外部からの要請にきちんと対応しているという確信」だそうです。
…ちょっとよくわからないですね。
つまりは「私ならやれる!!!」と思えているかどうか、ということです(急に雑)
自己肯定感と自己効力感の違いでいうと、自己肯定感は「ありのままの自分を受け入れること」であり、自己効力感は「できると自分を信じられること」なので、なんかちょっと違う気がしますよね🤔
キャリアに悩む方の中には、「自信がない」「私にはやれないかもしれない」といった方も多いので、そういった方は自己肯定感ではなく、自己効力感を高めることをおすすめしたいなと思います。
ちなみにこの自己効力感は下記に示す4つの情報源に基づいて形成されます。
▼自己効力感を高めるために重要な4つの要素
①遂行行動の達成:何かを自分で成し遂げた経験。この方法で高められた自己効力感は持続性が高い(多分世の中の人は成功体験と言っていると思います)
②代理経験:うまく出来ている他者の行動を観察すること。モデリングとも言います。
③言語的説得:言葉による励まし(説得)。松岡修造さんをイメージしてください。自分による説得も他人による説得も有効です。
④情動喚起:自分の気分や体調が良いときのほうが自己効力感が高い。緊張したりすると自己効力感が下がりやすい。
これも書くと当たり前のことだよな〜と思えるのですが、自己効力感が下がっている肝心なときには忘れてしまうものです。
自信がなくなったときは、
①過去に自分がうまく課題を乗り越えたことはなかったか?そのときはどう考えどう行動したか?
②他にうまくいっている人は本当にいないのか?うまくいっている人はどうやっている?
③松岡修造カレンダーを買う(ローランドカレンダーでも代替可能ですが松岡修造がおすすめ)
④そもそも気分や体調が良いか?寝れてなかったらまず寝る
などを試してみてくださいね。
私はこの自己効力感が多分結構高いタイプで、特に②に関しては「私が思いつくことなんかは大概誰かが先にやってるんだから、私にも絶対出来る」と思ってます(極端)
とはいえ、波があって、自己効力感が下がってしまうときももちろんあります。
この自己効力感というのは精神的な安定感にも繋がるものではないかなと思っているので、精神的な安定感を手に入れたい方はぜひ詳細を調べたり、実践してみていただけると嬉しいです。
ということで、上記のキャリア理論で元気を取り戻したあなた。
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