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転職を繰り返すって悪い事?メリット・デメリットを独自に徹底解析(人事としての視点もあり)

こんにちは。HR Climbersです。
今年はパリオリンピックが開催され海外大会開催史上、最もメダルの獲得数が多く話題になりましたね!
特に、スケートボードの堀米選手が金メダルを獲得した大逆転劇は最後の最後まで諦めないひたむきさに心打たれました。
2連覇達成おめでとうございます!

さて、本題に移りますね。
今回はタイトルにもある様に「転職を繰り返すことのメリット・デメリット」について独自の視点を交えてお話ししたいと思います。
転職を考えてる方もそうでない方も、今後の参考にお読み頂ければ幸いです。

転職を繰り返す事って悪い事?

ネットで記事を検索しても転職を繰り返す事を肯定してる記事ってほぼお見かけした事ないですよね。
結論、その方が歩まれて来られたキャリアや意思決定した背景をお伺いしないと、「YES」or「NO」でズバリでのお答えは難しいのですが、目的が定まっていない中で転職を繰り返す事はご自身の市場価値を下げるだけなのでオススメはしないです。
一方で、短期的な目的や突発的な動機ではなく、中長期的視点に立った時に必要な転職=目的が明確な場合、限度はありますが多少転職を繰り返したとしてもご自身の市場価値が下がる事は少ないと経験上思っています。

転職を繰り返す事のメリット

まずは、転職を繰り返す事のメリットをお伝えします。

  • 新しいスキルが早期で身につく
    キャリア軸が明確な場合、転職=ステップと捉えている方が多いです。その為、次の職場で何のスキルが身につき、どの程度の時間軸で身につけられるかによっては中長期的に腰を据えて会社に属する必要はありません。

  • 新しい環境への適応能力が優れる
    転職直後というのは、会社の独自ルールや人間関係の構築など業務以外でのストレスはつきものですよね。順応能力が高い人ほど環境への適応スピードが早く、コミュニケーションの円滑化、信頼構築が生まれます。そのため、適応能力が低い方と比較すると、早期で自身のやるべき業務に集中できます。

今まで数多くの方の支援させて頂いた中で、1社で長年経験している方よりも、複数社を経験されている方のが当事者意識が強くチャレンジ精神旺盛な方が多いとお見受けしています。
そういった方は即戦力人材として採用されるケースが多く、今までの経験を基に社内のキーマンとして組織/事業循環のポンプ役になられた方も事実いらっしゃいます。

転職を繰り返す事のデメリット

反対に、デメリットについてもお伝えします。

  • 短期離職(=ジョブホッパー)により、企業選考が通りにくい
    個人的な見解としては近年だと「終身雇用制度の崩壊」、「ジョブ型雇用の推進」という記事をよく見かけますが、直近の転職市場の企業ニーズとしては一定年数の長期就業を良しとする考えが根強く残っている傾向にあります。
    その為、20代〜30代前半に関しては多くても2,3社経験、30代中盤以降は3,4社経験までと企業様からご指定頂く事も多く、実際、弊社でご支援してる企業様も年齢問わず、定着面観点から社数の多さや短期離職=ジョブホッパーとみなされてお見送りになるケースは決して少なくないのが現状です。

  • 企業側のデメリットも大きい
    退職者が増えれば、採用費や教育コストの増加、人員減少における組織全体の士気の低下やそれに伴う事業成長の鈍化が生じます。
    昨今だと「人的資本経営」を取り入れている企業が多く、中長期的な企業価値向上の為に採用の見直しを図っているので組織エンゲージメント観点から腰を据えて働いて頂けそうな方かを面接でもジャッジするケースが多いです。

上記に合わせ、「人事」という視点でお伝えすると、他職種に比べてより強くネガティブに写ってしまう事が多いかなと思います。それは、人事業務というのは成果創出と言えるまでの時間軸が他の職種に比べて長い点が挙げられます。

人事の仕事は例え採用などの数値目標があるような業務でも、半年など短期で成果が出る事は少なく、採用した方が実際に入社した後に、パフォーマンス、定着面の度合いなどで成果の良し悪しが決まりますし、個々の進捗具合に合わせて定期的に1on1を通じて、社員間との信頼構築を図る業務が発生したりします。
制度運用などにおいても、文化醸成の浸透具合によって、事業成長にどの程度反映されているか?、導入前と比較して部署毎の組織コンディションがどう向上してるか?などは、課題把握と改善策を繰り返すので成果として見え始めるのも1〜2年、企業のフェーズによってはそれ以上の時間を要する事も大にしてあるので中長期スパンで忍耐強く運用する必要があるので、自分が導入した施策の成果が見えないうちに、転職を繰り返すことのデメリットが他職種と比較しても強い傾向にあります。


市場価値を落とさない事が最大のキーポイント

転職を繰り返す事は決して悪い事ではないです。実現したい世界観やキャリアパスが現職で望めないのであれば、進んで転職活動はやるべきですしチャレンジする事は大事だと捉えています。

一方で、上記デメリットでも記載した通り「転職を繰り返す」=「定着面懸念」と捉えている企業も多く存在しているので、特に人事職においてはキャリアや軸が明確でない中で転職を繰り返すと市場価値を落としてしまうので中長期スパンでのキャリア形成が必須となります。

今回は、「転職を繰り返す事のメリット・デメリット」について触れさせて頂きました。
少しでもキャリア形成において疑問があればぜひHR Climbersにお声がけください。

弊社は、両面型=一気通貫型のスタイルを取っており、元CHRO経験者やスタートアップ企業での一人目人事経験者と経験色豊かなメンバーが揃っています。

是非この機会にキャリアについて伴走させて頂けますと幸いです。


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