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トップティア企業からスタートアップへ。COO永山が描く、事業とキャリアの成長曲線

※注意事項
本記事は2021/08/26に投稿されたものをリライトした記事です。
情報は投稿当時のものになります。

執行役員 兼 COOとしてHRBrainの戦略策定をリードする永山。誰もが知る一流企業からスタートアップへと飛び込んだ彼が描く、HRBrainの事業と自身のキャリアの展望に迫りました。

「No.1」へのこだわりを持ち、戦略家の道へ

ー HRBrainの事業概要と、現在の永山さんの役割について教えてください。

創業8年目(※2021年8月当時)で、人事評価を基軸としたクラウド人材管理システムを提供している会社です。

ビジネスサイドの組織は、THE MODELのように「マーケティング」「インサイドセールス」「セールス」「カスタマーサクセス」の4部門で構成されています。私は、各部門の数字を見ながら、部門を横断して戦略を推進する役割を担っております。

ー これまでのご経歴を教えてください。

大学を卒業後、新卒でソフトバンクに入社しました。最初は2年間福岡で代理店営業をやっていました。それから営業企画に異動して、直営店管理などに携わらせていただき、ソフトバンクには合計5年半在籍していました。

その後リクルートに転職して、「リクナビ」の商品開発・営業管理や「ホットペッパービューティー」の事業企画の責任者を務め、今年4月(※2021年8月当時)にHRBrainにJoinしました。


ー ソフトバンク時代から企画や戦略立案に携わられていますが、志すようになったきっかけはありますか?

もともと人見知りで第一印象が良いタイプではないから、営業では一番になれないと思ったのがきっかけです。

ソフトバンクの文化として「1番になれることをやろう」と言われていました。最初は何もできないから、誰よりも朝早く会社に行ったり、当時は沢山キャンペーンをやっていたので施策の説明を読み込んで全部答えられるようになったりしていました。

営業でもある程度は売れたのですが、売れる人を見ているとロジカルさだけでは爆発的に伸びることはないなと感じてしまって。そう考えたときに、強みを活かせる企画や戦略立案の道を志すようになりました。


「背伸びができる環境」と「手触り感のあるビジネス」を求めてHRBrainへ

リクルートから転職する際も様々な選択肢があったと思いますが、なぜHRBrainへ?

リクルートでは、「ホットペッパービューティー」の事業企画でマネージャーを務めていました。

売上規模が数百億円規模のメディアなので、多くのリソースを使いながら事業に携わることができる、とても面白いポジションでした。

一方で、この成長曲線はリクルートの看板があるからこそ描き続けられるものであって、「自分がいなくてもこの事業は成長する」と感じてしまって。そのときに、もう少し手触り感があるビジネスをやってみたいと思うようになりました。

なので、まずは出ようと。比較的小さいベンチャーへ、と思い転職活動を始めました。

その中でも、常に自分が背伸びしている状態で働けるところ、つまり「マーケットが伸びているところ」で挑戦したいと思い、SaaS領域に目をつけました。

ソフトバンク時代は、2008年にiPhoneが発売して2009年に入社したので、キャッシュバック合戦が起きるくらいスマホが売れているときでした。(笑)

マーケットが伸びているときに挑戦すると、自分も背伸びしながら挑戦しないと追いつけないからいいんですよね。特に企画としては、マーケットが縮小していると予算も使えなくて面白くないので。

そう考えながらいくつかSaaS企業のお話を聞いていましたが、HRBrainの経営陣は個性や強みに多様性があると感じました。

結構多いのは、全員が特定のタイプに偏っているケースで、事業の風向きがいいときは早く進められるからいいと思うのですが、苦しい局面を乗り越えるときはバランスが取れている組織の方が強いと思っています。

最後は、直感的にCEO堀との相性が良さそうだと思い、HRBrainに決めました。

ー HRBrainに入社を決める際に不安はありましたか?

CEOをはじめ、サイバーエージェント出身者が多いので、若くて勢いがある文化に馴染めるかは不安でした。(笑)

ー 実際に入社してみて、いかがでしたか?

平均年齢は若いですが、思っていたよりも真面目な人が多かったです。

でも、それ以外のギャップは本当にないですね。特に、堀のパーソナリティはイメージ通りでした。

入社前に堀と面談をした際に、事業や組織の課題について赤裸々に話してくれました。課題を的確に捉えられているし、それを解決するためのビジョンも含めて経営者として素晴らしいと思いました。

入社してからも、自分にいきなり大きいことを任せてくれるなど、経営者としての器の広さは日々感じています。自分だったら、入社直後の人にいきなり権限委譲して任せられないですね。(笑)

ある程度は任せていかないと、会社としてスケールしないという考えがあるからこそできることだと思います。

難しい道を選び、未来を見据える

ー 今後HRBrainで成し遂げたいことや、将来の展望をお伺いしたいです。

今は足元の業務改善とか戦略立案をやっていますが、いい会社は足元は順調に回っているだけではなく、「先をきちんと見据えているか」が大事だと思います。まずは足元の数字を作りつつ、きちんと未来を描いていきたいです。

もう少し先の話をすると、HRTech×SaaS領域のプレイヤーが増えている、かつ強いプレイヤーが多いので、そこの戦いに勝ち切りたいですね。

人事評価から始めたHRBrainですが、人事評価は各社十人十色の評価制度があるので、システムで再現する難易度は高い領域です。だからこそ、他領域に展開するときにも再現性高く事業を進められる分、勝算はあると思っています。


ー どのような方と働きたいですか?

ベクトルを自分に向けて、物事を自責で捉えられる人ですね。

他人にベクトルを向けると、自分だけでは改善できないことなので、成長しない上にストレスも感じると思います。

例えば、企画は基本的に社内の人を動かす仕事です。

リクルート時代から、「営業で社外に送るメールと同じ丁寧さで、社内でもお願いできているか?」とメンバーに伝えていました。

実際、営業のときはできていても社内でもそのレベルでできている人はあまりいないです。

だから、現場を動かせず、目的も果たせない上にストレスも溜まります。

一方で、自分にベクトルが向いていたら、なぜうまくいかないか内省し、次に活かせるはず。これはどのポジションでも重要ですね。

「あの時ああしておけば、もっとこうできたのに」と内省して、自分で改善できれば人は成長すると思います。


ー キャリアの選択肢がいくつかある時に、どういったことを大切にすべきだと考えていますか?

王道的な話にはなりますが、「迷ったときは難しい道を選ぶ」ことですね。

ソフトバンクやリクルートで身の丈に合わない仕事を任せてもらっていたときが一番成長しましたし、できることが増えていったなと感じています。

ですが、興味がないところとか、ただ辛かったり合わないところはやらず、No.1になれて、かつ難しいところを選べるといいんじゃないかなと思います。

そういった意味で、HRBrainにはマーケットを創っていく難しさと面白さ、業界No.1になる余白があるので、ぜひ挑戦を検討していただけたら嬉しいです。

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