6年弱引きこもった僕が気づいたこと

僕が社会を離れてはや6年近く経つ。
それはそのままうつ病が再発(悪化)し働けなくなってからの期間なのだが、その間は病気の療養(という名目で基本的に何もできずに家でただぼーっとしていただけ)の他にも以前に別記事に書いたように甥っ子が転がり込んできたり、コロナ禍があったり、父を亡くしたりと個人的にはいろいろな出来事があった。
そのたびに気持ちが揺れたり頑張ったり落ち込んだりもしつつも、先日の記事のとおり去年には何故かなんとか持ち直して社会と多少関われるようになったこともあり、恥ずかしながらこの歳にしてようやく僕自身が何者なのかをちゃんと考えることができた気がするので、僕の脳内の整理のために書き出してみる。

まず、僕はうつ病患者である。
これについてはかれこれ20年にわたり複数の医師から診断を受けているので間違いないと思う。
そしてその他の精神疾患(双極性障害など)ではなさそうである。

では、僕はなぜうつ病になってしまったのか。
この先は僕が勝手に考えたことであり診断等がつく要素のものではないので完全に憶測であるが、おそらくそう大きく間違えてはいないと思う。

僕はどうやらアダルトチルドレン(以下「AC」)であるようだ。

アダルトチルドレン(AC)とは、子どもの頃に家族から受けたトラウマや問題によって、大人になっても生きづらさを感じている人のことを指します。
アダルトチルドレンは、医学的な診断名や病名ではありません。

【特徴】
無意識のうちに自分を責める・否定するなどして、人間関係の構築が難しかったり、感情のコントロールができなかったり、依存症になってしまったりといった問題が発生する
分裂病様状態、解離症状、抑うつ障害、不安障害、境界パーソナリティー障害、摂食障害、身体化障害、依存・嗜癖などの精神症状が現れることがある
【原因】
肉体的・精神的虐待や過干渉など、様々な家庭環境、問題を持つ親の元で育った
親の失職や離婚などに伴う経済的困窮や頻回の生活空間の移動など多岐にわたる外傷体験を被ることが多い

アダルトチルドレンという概念は1970年代にアメリカで注目されはじめ、1990年代には日本でも浸透しました。

Google検索より・AIによる概要

ACという言葉は昔から聞いたことがあったが、僕は完全に誤解していた。
アルコール依存症の親などに育てられた子供のことだと思っていたので、自分には無関係なことだと思い込んでいたのだ。
確かにもともとはそういう子供たちに由来する部分はあるようだが、現在はもっと広義で使われている言葉である。
その中でも僕は「優等生タイプ(スーパーチャイルド)」というタイプに当てはまるようだ。

さらに僕はHSP気質である。

HSP(Highly Sensitive Person)とは、生まれ持った気質で、外界や体内の刺激に敏感に反応する人のことを指します。

HSPの特性としては、次のようなものがあります。

些細な変化に気づきやすい
情報を深く処理する傾向がある
感情の反応が強く、共感力が強い
疲れやすい

HSPは病気や障害ではなく、治療や矯正は必要ありません。自分の行動や環境を変えることで対処することが可能です。

HSPの対処法としては、次のようなものがあります。
刺激の少ない環境に身を置く
光や音など、外からの刺激を和らげるアイテムを活用する
負担を感じる相手とは距離を置き、自然体でいられる人間関係を大切にする
得意なことを活かせる仕事を見つける

Google検索より・AIによる概要

HSPについては自覚はあった。
もちろんその言葉が世間で認知されてからの話ではあるが、たぶんそういう気質は持っているなと思っていた。

そして僕は同性愛者(ゲイ)である。
これについては現在でこそ理解が進んでいると思うがいまだに差別や偏見は多いし、僕の育った昭和~平成の時代にはとても大っぴらにできることではなかった。

これらの要素を無自覚のまま独りで抱え続けた結果精神が崩壊し、うつ病を発症したのではないかというのが今のところの僕の見立てである。
医師に診断を受けるまでに約2年、1回目の休職が約3年、復職して約10年後に再発(悪化)し再度休職後、退職し今は無職となって約6年、という感じなのだが、1回目の休職の時には復職を焦るあまりに病気について深く考えていなかったことが同じことを繰り返してしまった原因であろう。
若気の至りである。

今後は少しずつそれぞれの要素について掘り下げていきたいと思う。

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