関東地方のペット可マンション(119軒) ~マンション・団地で猫を飼おう計画
今回は、うちのダメダメ団地の村長(元教師、現・ダメダメ団地組合理事長、しらべるコマンドのないアドベンチャーゲーム人生)が恥ずかしげもなく放った「古い団地でペットは飼えない」という妄言を粉砕するため、実際の不動産情報から「ペット可」のマンションを探していきます。
今回調べる対象は、現在売り出し中のものを中心とした関東地方の中古分譲マンションで、「ペット可」「ペット相談」のもの。さっそく、ざっと確認できる範囲で最近売りに出された物件情報をリストにまとめてみることにしました。
ところが! 当初思ったよりかなりたくさんのマンションが見つかりまして、想定してたよりもかなり時間がかかりました。でもがんばったおかげで、119ものマンション(物件数は129)をピックアップすることができました。
下に、Googleスプレッドシートにまとめた物件情報リストへのリンクを置いておきます!
※普通にペット可マンション探しに使えるよう、近年建てられたマンションも含めてあります。
最古は1964年築「汐見台第7住宅」(神奈川県横浜市)
リストでは築年が古い順に物件情報を並べてあります。そのなかで最古のペット可マンションは、1964年築の「汐見台第7住宅」(神奈川県横浜市)となりました。
汐見台第7住宅は、神奈川県横浜市磯子区の汐見台団地の一角をなす古い古い団地です。建設時の様子を現在に伝える記録映画もあります。
うちのダメダメ団地は1969年築なので、妄言粉砕という課題は易々とクリアー! 猫砂村長に「うちより古い団地でもペット可にできてるぞ!」と具体的に示せる材料が簡単に見つかりました。やったね☆彡
もっとも前回の記事でも示したとおり、大切なのは遮音性など、実質的な建物の構造です。建物の古さでペットを飼えるか否かを判断しようとすること自体が著しく知性に欠ける振る舞いですから、これは「つける薬」程度のものに過ぎません。
残念ながら、あれは薬では治りませんけどね。
他のマンションの飼育条件に学ぼう
いくら「ペット可」と言っても、それぞれのマンションの飼育条件は意外と違っていて注意が必要です。せっかくリストを作ったのでちょっと内容を見ていきましょうか。
もちろん規約や細則を詳しく読んでみないと詳しいことはわかりませんが、短いコメントだけでも飼育条件を定めるにあたっての苦労が垣間見られて参考になるのです。
大きくても怖くない!?
もっとも気になったのは、「大型犬はレトリバー犬種に限り可」(パークコート渋谷)というもの。
大型犬は「声量・体重が大きく、見た目で威圧感を与える」という理由で「飼育不可」になりやすいのですが、実際には大型犬にはおとなしい犬種も少なくないんですよね。きっとレトリバー好きの住民ががんばったおかげで、レトリバーだけが例外的に許されたのでしょう。
「大きい=怖い」という先入観に捉われず、事実に基づく知性ある判断をしたパークコート渋谷のみなさんを賞賛したいと思います。
えらいぞ!(なぜか上から目線)
なおも曖昧
次に気になったのは、「鳴き声がうるさい動物の飼育不可」(藤和亀有コープ)という条件です。きっとルールを決めるときに最後まで「鳴き声が~」と言われて、やむなくこうしたんでしょうね。ただ、このマンションは大型犬も飼育可なので、曖昧にすることで「うまくやった」のかもしれません。
とはいえ、あとあと「猫がうるさい」「村長もうるさい」と問題になりそうな気がして心配です。
おっと、ごめんなさい。うちの村長、声はうるさくないんですよ。そもそも震え声のうえ、都合の悪いことがあるとすぐ黙ってしまいますからね。以前、「なぜウサギを飼えないのか」と問い質したところ、村長は「ウサギは・・・・・・」と沈黙していました。
リストの公開・更新を続けます
さて今回のペット可マンションリスト、誰もが役立てられるように更新・公開を続けていこうと思います。
東京以外の地方のマンションでペット禁止規約の廃止を求めたとき、「東京の建物は贅沢な造りになっている! 地方の建物でペットは飼えない!」などと根拠なく言われるおそれがありますから、近いうちに関東地方以外のマンションもピックアップしていくつもりです。
こういう理不尽で知性に欠ける人はどこにでもいくらでもいますから、見かけたら潰していかねばならないのです。ノミのようにね。
(つづく)