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ジョン・ウィックの革新性:『ジョン・ウィック:コンセクエンス』レビュー
キアヌ・リーブス主演の大人気アクション映画『ジョン・ウィック』シリーズ。
2014年の第1作目から連続で新作が公開され、その革新的なアクションとスタイリッシュな世界観で多くのファンを魅了し続けています。
ぼくもその一人。
先日、シリーズ第4作目を観おわったので、あらためてジョン・ウィックとは何だったのかを考えてみました。
※若干のネタバレあり
殺し屋世界の規律・世界観
『ジョン・ウィック』シリーズの魅力のひとつは、独自のルールと世界観を持つ殺し屋たちの世界。
彼らは一般社会とは隔離された秘密組織を形成し、厳格な規律にしたがって生きています。
たとえば、ホテル「コンチネンタル」は殺し屋にとっての聖域であり、その中では一切の殺戮行為が禁止。
殺し屋たちは特定のルールに従い、そのルールを破ると厳しい罰が与えられます。
このような設定は、映画に緊張感をもたらし、作品世界に深みが生まれています。
圧倒的なバイオレンス
そしてもう一つの魅力は、圧倒的なバイオレンスアクション。
ジョン・ウィックは元凄腕の殺し屋という設定であり、その戦闘能力はまさに超絶。
映画のアクションシーンは、非常にリアルで迫力があり、ジョン・ウィックの強さと冷静さを見事に表現しています。
銃、ナイフ、格闘技などあらゆる手段を駆使して敵を倒していく様はまさに圧巻。
まるでゲームの「無双シリーズ」のような、バイオレンスな描写が観る者に爽快感をあたえます。
倒された敵の数が多いほど、ウィックの強さが分かります。
コンセクエンスについて
最新作の『ジョン・ウィック:コンセクエンス』では、部屋を移動しながら戦うウィックの姿を、天井から捉えるカメラワークが印象的でした。
ジョンの動きがまるでダンスのように美しく、敵を一掃していく様は圧巻。
また、ドニー・イェン演じる殺し屋ケインとの戦闘シーンも見どころのひとつ。
彼の素早い動きとキレのあるアクションは、ジョンを圧倒するほど迫力満点でした。
ただ、169分という長い上映時間は少し気になるところ。
3時間近い長さは、さすがに飽きてしまう人もいるかもしれません。
気になったのが、日本のシーンは必要だったのか?ということです。
ウィックは日本に助けを求めに来たものの、すぐに刺客と戦うことになり、意味が弱く感じられました。
そもそもウィックに助けが必要だったのかも、よくわかりません。
あらためて、日本のシーンの意味を書き出してみると以下のようになります。
・シャロンの死を知ること(ウィンストンに会う動機となる)
・ドニー・イェン演じるケインの強さを示す戦闘シーン
・ジョンを追うトラッカーの参戦
・アキラの復讐の始まり
このように、ストーリー上の意味はあったと思うのですが、やはりウィックが日本に来た意味が弱いと感じました。
まとめ
ジョン・ウィックシリーズは殺し屋世界の独特の規律と、圧倒的なバイオレンスシーンで観る者を楽しませる作品。
これまで、斬新なカメラワークと名バイプレーを見せつづけてくれました。
最新作でも、圧倒的なアクションとスタイリッシュな世界観は健在で、ドニー・イェンとの戦闘シーンも見逃せません。
ただ、上映時間は少し長いので、そこだけが気になる人は注意が必要かもしれません。
それでも、アクション映画としてのクオリティは非常に高く、ジョン・ウィックファンならずとも楽しめる作品だと思います。
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