世界的成功者ダリオの原則!『PRINCIPLES FOR SUCCESS』が教える新しい生き方
こんにちは。ホ・ヴィンチです。
今回は、『PRINCIPLES FOR SUCCESS(プリンシプルズ・フォー・サクセス)成功の原則』という本について紹介したいと思います。
この本は、レイ・ダリオ氏によるもので、全世界で200万部以上も売れた、世界的ベストセラー『PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則』(辞書のようにぶ厚い鈍器本です)のエッセンス版。
子どもたちでもわかりやすく、大人でも楽しめるような絵本に仕立て上げた作品です。
本書は、以下の30分の動画をもとに作成されているので、さっそく中身を見てみたいという方はこちらが参考になります。
原則 = 成功のレシピ
人生はまるで「時間という川の流れを下る旅」のようなもの。
その旅の途中には、いくつもの岩、つまり問題が現れます。
岩を乗り越えるためには、人生の「原則」を知っておくほうが賢明です。
長い人生で岩は何度も姿を変えて現れることでしょうが、原則を身につけていれば「また、きたか」と冷静に対処できるのです。
つまり原則は、これから遭遇する現実をうまく扱う方法で、成功のレシピといえます。
徹底的にオープンになること
本書で紹介されている原則のひとつが「徹底的にオープンになること」。
これは、ぼくが一番重要だとおもった原則です。
徹底的にオープンになるとは、「現実を直視し上手に受け入れましょう」ということ。
その現実が、いかに残酷なものだとしても。
進歩は「苦痛と反省」から生まれます。
間違いを犯すこと自体は問題ではありませんが、その間違いから学ばないことはNGなのです。
ダリオ氏はこの考え方を大切にし、その結果、多くの困難を乗り越え、成功へと歩み続けました。
「一人で正しい答えを見つけだすこと」にこだわらず、他の人の目や考え方の助けをえながら、「真実をみいだすこと」にこだわるべきだと教えてくれます。
著者紹介
それでは、著者のレイ・ダリオ氏について少しご紹介しましょう。
彼は典型的な中産階級の家庭でうまれ育ちました。
しかし、彼がこの本でまとめたPRINCIPLES(原則)にしたがって生きることで、今や世界でもっとも成功した一人となりました。
1975年、26歳のとき、わずか2LDKのアパートからブリッジウォーター・アソシエイツという会社を始めます。
そして、40年以上かけてその会社を世界最大のヘッジファンドに育て上げ、フォーチュン誌によって「アメリカで5番目に重要な非上場企業」と呼ばれるほどの成功を収めました。
彼はまた、「世界でもっとも影響力のある100人の1人」とタイム誌に評され、さらには「アメリカでもっとも多額の寄付をした50人の1人」としてフォーブス誌に名を連ねています。
おわりに
最後になりましたが、ぼくが5年前に原著の『PRINCIPLES』を読んだときは、正直なところ今ひとつ主旨がつかめませんでした。
列挙されている人生の原則や仕事の原則がおおすぎて、どれを大切にすればいいのか迷ってしまったのです。
しかし、この『PRINCIPLES FOR SUCCESS』はそのエッセンスが抽出されており、効果的なイラストが理解を助けてくれるおかげで、より分かりやすく、実践しやすいものとなっています。
今回紹介した「徹底的にオープンになること」という原則以外にも、いろいろな原則が紹介されていますが、数は多くないので、気に入ったものから順に取りいれていけばよいと思います。
ちなみに原著の『PRINCIPLES』は、「Principles In Action」というiPhoneアプリをダウンロードすると、無料で英語版を読むことができます。