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かんたんに睡眠の質を上げる「3つの方法」:睡眠学者・柳沢正史さんに学ぶ

じゅうぶんな睡眠は、日々の健康に欠かせない要素です。

しかし、多くの人が質の良い睡眠を得ることに苦労しています。

そんななか先日、おもしろい動画を見つけました。

睡眠学者の柳沢正史さんが、睡眠の質についてさまざまな質問にこたえる動画です。


このエッセイでは、この動画で紹介されている睡眠の質向上のためのいくつかの方法をご紹介します。

ぜひ、これらのアドバイスを実践して、良い眠りを手に入れましょう。


夏もエアコンをかけて寝る

柳沢教授は「室温を朝まで適温にたもつ」ことが大切と語ります。

夏や冬でも、エアコンをつけっぱなしにすることが体に良いとされています。

世界的に著名な睡眠学者で、カルフォルニア大学バークレー校教授であるマシュー・ウォーカーは、著作『睡眠こそ最強の解決策である』のなかで、理想的な室温は「18・3度」と語っていました。

今年の夏はこのアドバイスにしたがい、寝るときもエアコンをつけっぱなしにしていたのですが、確かに快適に眠ることができました。

しかも電気代もそこまで高くなく、安心しました。

今年の冬も、さっそくエアコンをつけっぱなしにしています。

また、夏でも「薄いタオルケットをかけて寝る」ことが大切であると柳沢教授はいいます。

人の体は寝ているときに、無意識に体温が変化するため、暑いときはタオルケットから手や足を出し、寒いときはかぶって保温するといった、「タオルケットによる温度調整」が必要になるからです。

寝る1 ~ 1.5hの前にお風呂

日常の喧騒からはなれ、リラックスするために、おフロにつかる時間は格別です。

柳沢教授いわく、寝る1〜1.5時間前にお風呂に入る習慣をつけることは、睡眠の質を向上させるポイントとのこと。

お湯にゆっくりつかることで体温が上昇し、その後急激に下がることで、眠りやすい状態が整います。

個人的にですが、ただおフロつかるだけでは、体の芯が温まる前におフロから出たくなってしまいます。

そこで実践しているのが、おフロ読書。

以下の記事にも取り上げました。

おフロタイムを大切にして、穏やかな睡眠へのステップとしましょう。

避けること

良い睡眠を手に入れるためには、避けるべき習慣も存在します。

まず、夕方にコーヒーを飲むことは、眠りに悪影響をおよぼす可能性があります。

コーヒーに含まれるカフェインは、覚醒作用があり、就寝前に摂取すると眠りの質が低下します。

つぎに、ディナー以降のお酒は、寝つきを良くするいっぽうで、眠りの浅さや中途覚醒を引きおこすことがあります。

また、寝室が明るいと、眠りにくくなることがあります。

暗めの照明やカーテンを利用して、寝る前には環境をととのえましょう。

また、騒音も睡眠の妨げとなりますので、安静な空間を作り出すことが重要です。

おわりに

良質な睡眠は、健康の土台となります。

そして睡眠の質をあげるためには、日々の生活習慣への注意が必要。

エアコンの活用、おフロタイムの調整、そして悪影響をあたえる習慣を避けることで、質の高い眠りを手に入れることができます。

日々の生活に取り入れやすいこれらのポイントを実践し、快適な眠りにつつまれた毎日をむかえましょう。

それでは良い夢を!

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