3時間で専門家へのショートカット!超効率的な情報収集術:『3時間で「専門家」になる私の方法』
2007年出版の『3時間で「専門家」になる私の方法』。
少し古い本ですが「エクストリーム出版チャレンジ」に役に立ちそうだと思い手に取りました。
短期間で、特定のテーマについて深く理解したいときに、貴重な指針となりそうです。
今回は、本書から得た3つの重要な視点についてご紹介します。
マトリックス:分野の全体像を捉えるための地図
本書でとく興味深かったのが「マトリックス」という概念です。
これは、特定の分野の専門知識を整理し、全体像を把握するための強力なツール。
著者は、優秀な新聞記者は、記事を書く際に、無意識のうちにマトリックスを描いていると指摘しています。
マトリックスを描くことは、単に情報を整理するだけでなく、その分野の全体図を把握し、複雑な構造をシンプルに視覚化することです。
イメージとしては、表やデータベースのようなもの。
マトリックスを作成するためには、教科書的な知識だけでなく、その分野に関わる人々の生の声を聞き、肌で感じることが重要です。
つまり、いかにその分野に「入り込む」かがカギとなるのです。
4つの情報源:インターネットを最大限に活用する
マトリックスを描くために、著者は以下の4つのインターネットの情報源に順番にあたることを推奨しています。
・新聞記事、雑誌記事などオフィシャルなデータベース:
第三者の客観的な視点を得るために、まずは新聞記事などのデータベースから情報収集を始めます。
・一般のウェブサイト:
より詳細な情報や多様な意見を探るために、一般のウェブサイトを検索します。
・個人や企業のブログ:
現場の生の声や、専門家ならではの深い洞察を得るために、ブログを参考にします。
・2ちゃんねるなどのネット掲示板:
一般ユーザーの率直な意見や、最新のトレンドを把握するために、ネット掲示板を活用します。
これらの情報源を組み合わせることで、多角的な視点から情報を収集し、より深い理解へとつなげることができます。
日経テレコン21:効率的な情報収集ツール
著者が上記の「新聞記事のデータベース」のなかで、とくに推奨しているのが「日経テレコン21」です。
これは、日経新聞の経済やビジネスに関する膨大な記事を検索できます。
使い方としては、特定のキーワードの検索時期を変化させて観察すること。
そして、そのキーワードに対する劇的な変化(政策関連の記事や、企業の記事の増加など)を察知します。
ポイントとしては、1,000文字以上の長文の記事を中心に読むこと。
そうすることで、より深い分析や考察に触れることができます。
ぼくは楽天証券のユーザーであるため、無料で日経テレコン21が使えるのでラッキーに感じています。(いままで全く使っていませんでしたw)
まとめ
『3時間で「専門家」になる私の方法』は、情報収集の方法論だけでなく、知識の整理や深掘り方についても具体的なヒントを与えてくれる一冊です。
マトリックスの作成、多様なインターネットソースの活用、そして日経テレコン21のようなツールを効果的に活用することで、誰でも効率的に情報収集を行い、専門的な知識を身につけることができそうです。
本書で紹介されている手法は、単に知識を詰め込むだけでなく、その分野の全体像を捉え、深い理解へとつなげるための強力なツール。
古い本ではありますが、本書に書かれている情報収集の基礎的な考え方は、時代を超えて通用する普遍的なものです。
短期間で特定のテーマについて深く理解したいと考えている人にとって、参考になる一冊です。
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