職人に学ぶ失敗力!生きぬくためのリアルな教訓:『学校の勉強だけではメシは食えない!』
今回は「学校の勉強だけではメシは食えない!」という本をご紹介。
この本は、世界トップの職人と称される著者が、読者の質問に答えていきます。
学校で模範的とされる「お利口さん」では、社会で生きていくのは難しいという現実を突きつける一冊。
それぞれの質問に対して独自の視点を提供し、社会で成功するためのヒントを与えてくれます。
今回は、本書を読んで得た3つの視点について、ご紹介します。
失敗する
全体をとおして語られるのが、「失敗」がどれだけ重要なのかということ。
著者は、「いかに失敗と言う月謝を払うか」という言葉で、失敗を恐れるのではなく、むしろ積極的に失敗することで成長できると提示しています。
そもそも、成功するまでに失敗するのは当たり前のこと。
「転んでもタダでは起きない」と言う精神でいれば、失敗も「貴重な仕事である」といえます。
とくに印象的だったのは、「図面を引かない」という考え方。
その理由は、図面を引いてしまうと、図面以上のものができないからだ、と語ります。
著者は、設計図を頭の中イメージし、創造性を活かして、即興で変更しながら、最良のものも作り上げていく重要性を説いています。
それはまるでジャズのよう。
アドリブで演奏しながら、いかにイマジネーションを膨らませていくかがで大切です。
こうすることで、図面を引くと60点だったものが、図面は引かないことで創造を広げ、100点に近いものがうみだせます。
これは、ぼくたちが何か新しいことを始める際に、完璧な計画を立てるよりも、まずは行動し、試行錯誤しながら改善していくことの大切さを教えてくれます。
失敗に打たれ強いマインド
そもそも、失敗から学ぶには、失敗に打たれ強いマインドが必要です。
ですが、そのマインドは、どのように育てることができるのでしょうか?
本書にはその答えが書いてありました。
それが、「職人の世界」
昔かたぎの職人の世界は、誰も手取り足取り教えてくれません。
技術は盗むもの、見て覚えるというのが当たり前の世界。
しかも、それで失敗すると、容赦なく罵声が飛んできます。
著者が育ったのもそのような環境。
仕方がないので、あれこれ工夫しながら乗り切ってきたと語っています。
しかし、その経験があるからこそ、「何とかなる」と言う気持ちが芽生えようです。
著者は、「生きる免疫力が半端じゃない」と自信のことを語っています。
職人の世界に身を置くのは万人向けではありませんが、「そもそも失敗に打たれ強くなるための環境」を模索することは、職人でもできそうです。
まずは目立つ
著者は、「なんでもいいから、人が集まる特技を持つことが大切」と述べています。
これは、一人の人間の行動範囲はたかが知れているので、人が寄ってくるような人間にならなくてはいけないからです。
特別な才能を持つ必要はありません。
字が早く書けることや、早口でしゃべるなど、個性的な趣味やスキルでも大丈夫。
何か1つ特技があれば、目立つし、可愛がられるようになります。
これは商売でも当てはまります。
例であげられていたのが、栗のような味がするサツマイモ。
これは、3年前に収穫したものを、低温で貯蔵したものです。
儲けたいのならば、ただサツマイモを作るだけじゃダメ。
このサツマイモのように、いかにおいしいものを作るかを考えて工夫するといった、他の人のやらない努力、そして目玉商品をもつことが重要です。
まとめ
「学校の勉強だけではメシは食えない!」は、独自の視点で、社会で成功するためのヒントを与えてくれます。
この本で得た3つの視点、「失敗する」「失敗に打たれ強いマインド」「まずは目立つ」は、ぼくたちが社会で生きていくうえで、重要な考え方と言えるでしょう。
この本は、とくに若者や、これから社会に出ていく人たちに読んでほしい一冊。
著者の経験に基づいた具体的なエピソードや、わかりやすい言葉で書かれているので読みやすいです。
・・・・・・・
\\ このnoteを書いた人 //
ホヴィンチ|📌フォローはこちら
・noteを愛する独立出版者
・本作りのダヴィンチになる!
・𝕏 にて個人出版について発信
・ニュースレター「ぼっちスタートアップ」
noteでできたこと
・1,000日連続でnoteに記事を投稿
・2年10ヵ月で2,000人の方とつながる
・公式noteに1年で3回ほど紹介される
Kindle本
・『Notion習慣トラッカー』
・『もろこしコーン』
\\ \ / //
ー サイトマップ ー
// / \ \\