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本はどう考えても激安コンテンツ
みなさん、こんにちは。
本はぼくたちの生活において、重要な役割を果たしています。
しかし、無料のコンテンツが出回るなかで、本の価値については意外と見過ごされがち。
本は新刊であろうと、その制作コストに比べると圧倒的に安い代物。
今回は、じつは本が、とてもお得なコンテンツであることについてまとめます。
もしも本がなければ...
養老孟子さんの唱える「唯脳論」をくわしく知りたいけど、『唯脳論』という本が存在しない場合を想像してみてください。
インターネットでも、まとまった情報は手に入りません。
そうなると残された選択肢は、自分で養老孟子さんにインタビュー。
アポ取りや、事前準備もたいへんです。
インタビューを実りあるものにするために、たくさんの本を買い、資料を読まなければいけません。
そして、いざインタビューへ。(交通費がかかります)
しかし、養老孟子さんにお会いできたとしても、自分の力量不足で重要な箇所を聞き逃してしまうかもしれません。
このように、そもそも本が存在しなければ、自分の時間とお金を大量に投入しても、欲しい情報を得ることができない可能性があります。
あってよかった本!
しかしありがたいことに、『唯脳論』は出版されています!
現在だとアマゾンで、新刊を買ってもたったの968円。
まず、本をつくるためには著者の構想力と執筆能力が必要です。
これには相当な労力と時間がかかっています。
しかも本は、著者が一人でつくるものではありません。
編集者や校閲者といった人たちによりクオリティーコントロールを受けています。
養老さんと編集者のあいだには、何度もやりとりがあったでしょう。
その結果、読者にとって分かりやすいよう、質が大きく引きあげられています。
それでもたったの968円!安いといわざるを得ません。
(養老孟子さんに会いに行く交通費よりも安く済むかもしれません。自分で行く場合、そもそもアポがとれるかも怪しいです…)
どんなときに新刊を買うか?
本は安いといっても、予算の関係上、つぎからつぎへ新刊を買うわけにはいきません。
そして、安くおさえるために、中古品を買うや図書館を利用すればいいと思うかもしれせん。
しかしこれだけでは、いずれ本の文化がとぎれてしまいます。
新刊を買うときに必要なのは、「だれを応援しているのか?」という視点。
書籍市場の仕組み上、中古で本を買っても、著者に印税はわたりません。
印税がなければ、著者は次の作品を生み出せなくなってしまうかもしれません。
ですので、新刊を買って著者を応援することにより、本の文化をつづけることができます。
個人的には、坂口恭平さんと佐藤優さんを応援しているので、彼らの本は新刊でも買っています。
そして、できるかぎり本屋で買うことにし、本屋が残ることに少しでも貢献したいと思っています。
まとめ
本を作るのには多大なコストがかかっています。
しかし、そのコストと比べると、本は圧倒的に安く入手が可能です。
この意味で、本は激安コンテンツといえるでしょう。
手頃な価格で、知識やエンターテイメントを豊富に提供してくれるのです。
このように考えると、本は読者にとって非常にコスパのよいコンテンツということが分かります。
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