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子供に「モノポリー」をすすめる3つの理由

ずっと気になっていたボードゲームをついに購入!

その名も「モノポリー」。

世界中で愛されているゲームで、『金持ち父さん 貧乏父さん』シリーズでもとりあげられていました。

ルールを理解するのに少し時間がかかりますが、2人~6人までプレーすることができ、白熱のゲームを楽しめます。

このゲームを一言でいうと「お金持ちを目指すゲーム」。

土地や、建物、インフラ(電力・水力会社や、駅)といった「資産」を購入し、他のプレイヤーからお金を徴収することで、お金を集めます。

お金がなくなったプレーヤーが負けとなり、最後の一人になったプレーヤーが勝者となります。

先日、いとこの子供たちと一緒にプレーしたのですが、このゲームが「お金の教育にちょうどいい」と思い、この記事では子供に「モノポリー」をすすめる理由を解説していきます。

お金持ちへの道を知ることができる

まずはじめに「モノポリー」を遊ぶメリットですが、「お金持ちへの道を知ることができる」からです。

「モノポリー」でお金持ちになる方法は、土地や、建物、インフラ(電力・水力会社や、駅)といった「不動産」に限られています。

そんなモノポリーと比べ、現実の世界では、お金持ちへの道は「株式投資」や「スタートアップ」などさまざま。

しかし、これらは「資産である」という共通点があり、モノポリーで遊ぶことによって、お金をうみだす「資産」について学ぶことができます。

これにより、「お金は、親や祖父母がくれるもの」や、「お金は、自分が働いて稼ぐもの」という固定概念をくずし、「お金は、資産に働いてもらって稼ぐもの」という考え方を身につけることが可能となります。

子供のときから、働かずにお金を生み出す「資産」という考えに触れることは、その後の人生においてきっと役に立つはず。

交渉力が身につく

「資産」は、他のプレイヤーと「交渉」して、買ったり売ったり、交換したりすることができます。

プレーヤーは、一つのエリアを「独占」することができれば、「家」を建てることができ、そのマス目にとまった他のプレーヤーから、より多くのお金を徴収することが可能。

エリアは色でわかれており、たとえば「茶色」のエリアを独占するには、「八王子」と「立川」の2つの土地を持っていなければいけません。

自分が「八王子」を持っており、他のプレーヤーが「立川」を持っている場合、「立川」を入手しなければ「家」を建てることができません。

そのため、「立川」を譲ってくれるように交渉をします。

もちろん、相手はタダで「立川」を譲ってはくれないので、相手に譲ってくれるための条件を提示しなければいけません。

それは、相手が欲しがっている土地やお金だったりします。

その交渉を通じて、「相手が欲しがるものを知る」という交渉の基本を学ぶことができます。

そして、「双方にとってメリットのある取引」を学び、商売の基本さえも学ぶことも可能。

算数と投資タイミング

ゲームを通じて、他のプレーヤーにお金を払う機会や、お金を受け取る機会が多く、お金のやりとりを学ぶことができます。

また、土地や建物の購入に必要な金額と、手持ちの資金と比べることによって学べるのが「お金の勘定」。

これらを通じて、お金の計算スピードを早めることができます。

そしてなにより、プレイヤーは、お金を払えなくなったら時点で負けとなるので、「土地」や「家」を購入するタイミングがカギとなります。

というのも、手持ちのお金がなくなってしまった場合、持っている家を売ったり、手持ちの土地を抵当に出したりして、銀行から現金を調達しなければなりません。

そうすると、家を売った場合、他のプレーヤーから徴収できる額が減り、土地を抵当にいれた場合は、徴収自体ができなくなります。

その後、家を再購入したり、土地を抵当から戻したりする場合に、銀行から受け取った額よりも多くのお金を支払う必要があるため、損になります。

このように、「土地」や「家」への投資のタイミングがカギとなるので、手持ちのお金と、資産のバランスをとることが勝利への道。

こういった「算数の計算スピード」や「投資のタイミング」、「手持ちのお金と資産のバランス」といったことを遊びながら学ぶことができるのは、お得といわざるをえません。

デメリット:時間がかかる

いろいろなメリットをあげましたが、実はこのゲーム、なかなか終了しません。。。

4人でプレーしていたのですが、終わるまで6時間ほどかかりました。

というのも、交渉によって議論が長くなり、なかなかゲームが進まないからです。

ですので、モノポリーで遊ぶ日は「モノポリーの日」と決め、あらかじめ時間を確保する必要があります。

それでも、上記に挙げた「お金持ちへの道」、「交渉力」、「算数」を学ぶことができるので、人生の早い段階で遊んでおくことをおすすめします。

もちろん、「交渉力」といった、現実で使えるスキルを学べるので、大人も「モノポリー」を一回は体験しておくのが良く、自分の子供たちや、親戚の子供たちと遊ぶのに最適です。



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