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【厳選三冊】松岡正剛さんから影響を受けてドハマりした本たち

松岡正剛さんがご逝去されたという報せを、𝕏で知りました。

日本の文化界から、大きな光が消えたように感じています。

松岡さんに直接お会いしたことはありませんが、本好きの端くれとして、読書の楽しさ、深さ、厳しさを教えてくださった松岡さんは、ぼくにとって尊敬すべき存在でした。

松丸本舗(松岡さんが仕掛けた実験的書店)にも足を運んだことがあり、そこでは本の魅力がぎゅっと詰まっており、まるで異世界へ迷い込んだような感覚を覚えました。

今回は、松岡正剛さんから影響を受けて、ぼくにとってかけがえのない存在になった3冊の本をご紹介したいと思います。

(書物タイトルのリンクは、松岡さんの「千夜千冊」につながっています。)


1. 『神曲

おそらくぼくの読書遍歴のなかで、これほどに何度もその牙城への探索を誘惑しつづけた大冊は、ほかにはなかったのではないかと思う。

上記サイト「千夜千冊」、松岡正剛

『神曲』は、ぼくにとって「読みたかったけど、なかなか手が出せなかった」一冊でした。

千夜千冊や、著作などでも松岡さんが『神曲』を激推ししているので、思いきって買ってみるとビックリ!

重厚な物語、美しい言葉の数々、そして壮大な世界観に圧倒され、ページをめくる手が止まりませんでした。

とくに、地獄篇の恐ろしい描写と、天国篇の荘厳な雰囲気が対比になっており、印象に残っています。

2. 『風姿花伝(花伝書)

ぼくは何度この1冊を読んだかは忘れたが、いつも最後の「別紙口伝」のクライマックスで胸がばくばくしてきたものだ。

上記サイト「千夜千冊」、松岡正剛

『風姿花伝』は、日本の伝統芸能である能の奥義を説いた一冊。

能の舞台は、ただ単に役者を演じるだけでなく、その役になりきって観客をその世界へ引き込む高度な技術が求められます。

そして、この本から「ものまね」の重要性について学びました。

ぼくは、この本を読むことで、日本の伝統文化の奥深さ、そして芸術の普遍的な魅力に触れることができました。

なんども読み返して、芸術とはなにかを考えたいと思います。

3. 『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記

しかし、この『手記』に学ぶことはやはりその芸術論や視覚論である。

上記サイト「千夜千冊」、松岡正剛

レオナルド・ダ・ヴィンチは、ルネサンス期を代表する万能の天才。

彼の残した手記は、絵画や彫刻だけでなく、科学、解剖学、建築など、多岐にわたる分野での彼の探究心を物語っています。

ぼくはこの本を読むことで、芸術家としてのダ・ヴィンチの創造性と、科学者としての彼の論理的な思考方法の両方を垣間見ることができました。

しかし、一度はレオナルドの『手記』は手にとってみたほうがいい。おそらく、諸君に名状しがたい自信をもたらすだろうからである。

上記サイト「千夜千冊」、松岡正剛

まとめ

今回ご紹介した3冊は、いずれも松岡正剛さんが愛読していた本。

これらの本を通して、ぼくは読書の楽しさだけでなく、さまざまな分野への興味を広げることができました。

松岡さんのようなすばらしい先人の導きは、ぼくの人生を豊かにする上で大きな役割を果たしています。

これからも松岡さんの言葉を胸に、たくさんの本を読んでいきたいと思います。

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