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『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』を観て、EU移住に思いを馳せる。

42 Tokyoの在学中にEUのどこかの国への留学(キャンパストランスファーといい、別の42の校舎へ移動できる)をするつもりだが、どの国に行くのかまだ決めていない。

いろいろ情報を集めているなかで、参考になりそうな映画を見つけた。

それは『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』で、マイケル・ムーアがヨーロッパの国々を旅し、アメリカに持ち帰るべき「ヨーロッパの様々な制度や文化」を探るドキュメンタリーとなっている。

ヨーロッパへの移住を考えている人に是非ともオススメの作品だ。

2015年の作品なので少し古く、法律や制度が変わっている可能性もあり、全てを鵜呑みにするのは危ないが、ヨーロッパと比較した際に、アメリカの非人道的な制度や法律を浮き彫りにする内容だった。

以下が映画のメモと、無料で公開されている本編映像の一部となる。


イタリア
・有給が年に30-35 (約8週間)
・祝日が12日間
・ハネムーンに15日の有給がつく
・12月に2ヶ月分の給料が出る
・使わなかった有給は翌年に持ち越せる
・会社では2時間のランチタイム
・産休は5ヶ月間

フランス
・学校給食はフルコース(しかもシェフが料理を運ぶ)
・医療費も無料
・学校で性教育

フィンランド
・元々フィンランドはアメリカと同じぐらい学力レベルが低かった
・宿題がほぼない
・統一テストがない
・低学年は週20時間の授業
・脳を休めることが大切
・全ての学校が同じレベル→学校を選択する必要がない
・授業中にトイレに行くのに教師の許可は必要ない

スロベニア
・大学生は借金がない(学費が無料)
・教育レベルも高い
・University of Ljubljanaでは100個の英語で受けれるクラスが用意されている

ドイツ
・週36時間の労働で40時間働いた時と同じ給料をもらえる
・従業員の健康が第一なので、工場に窓がついて日光が入るようになっている
・ストレスを抱える会社員は、スパで3週間過ごせる(無料)
・監査役の半数は労働組合のメンバー
・休暇中の社員に接触することは違法
・負の歴史を背負い、責任を持つ

ポルトガル
・ドラッグ使用では逮捕されない

ノルウェー
・刑務所が普通の家のような場所
・115人の囚人に対して4人の看守
・一番厳重な刑務所でも、図書館、録音スタジオ、さまざまなクラス、個別の部屋などがあり、看守は銃さえも持ってはいない
・最長の刑期は21年

チュニジア
・政府出資の中絶センター
・2014年に男女間の平等を憲法で制定

アイスランド
・世界初の女性の大統領
・金融危機の際は銀行家を起訴

アメリカ
・有給は0日(労働組合が強ければ2週間)
・産休なし
・フランス人から言わすと、学食で出されるものは食べ物とは呼べない。
・所得税の60%が軍事費
・学校では音楽や詩の授業が排除された
・テストの準備のために1/3の授業を使う
・教育はビジネス
・ドラッグで捕まった人は投票権も得られない
・刑務所は新しい奴隷制→タダで囚人を働かせる
・世界で一番の再犯率

個人的に気になっているオーストリアとスイスも取り上げてほしかったが、映画の中で一番気になったのはフィンランドだ。

是非ともフィンランドの学校に通ってみたい。

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