変化を恐れず、新しい自分に出会うための物語:『迷路の外には何がある?』
『チーズはどこへ消えた?』という本をご存じでしょうか?
世界中で2,800万部も売れた、変化をテーマにした寓話です。
そして『迷路の外には何がある?』は、その続編
前作で、チーズが消えても一人だけその場を離れなかった小人のヘムのその後が描かれています。
今回は、本書から学んだ3つの視点をご紹介します。
ストーリー
小人のヘムとホーは、ネズミのスニッフとスカリーと一緒に迷路で暮らしていました。
その迷路で、ある日突然、大好きなチーズが消えるという予期せぬ大事件が発生。
ホーはその変化に対処して、チーズを探しに出かけました。
しかし、変化を恐れたヘムは、迷路にとどまることを選択。
(ここまでが前作)
小人のヘムは、大好きなチーズが消えても、慣れ親しんだ迷路を離れようとしませんでした。
しかし、飢えに苦しむなか、新しい小人ホープと出会います。
ホープはヘムにリンゴを差し出すのですが、ヘムは「チーズしか食べない」と頑なでした。
果たして、ヘムはこのまま飢え死んでしまうのか...?
自分の古い考えにとらわれない
前作は「変化を恐れず、いかに楽しむか?」がテーマでした。
今作では「自分をしばる古い信念から、いかに離れるか?」というテーマが描かれています。
とくに印象深かったのが以下のことば。
ヘムとホープの旅を追うことで、ぼくたちは古い考えにとらわれていた自分を手放す方法を発見できます。
何かを手放し、自分自身をアップデートしていくことによって新たな道に歩んで行ける。
そんなことを分かりやすく楽しく伝えてくれています。
役に立たなくなったものは手放そう
本書の後半では、「迷路から抜け出す方法」が具体的に示されています。
このなかで特にインパクトがあったのは、「役に立たないことは捨て去ろう」という言葉です。
これまでの経験や知識、考え方、はたまた資格や住んでいる場所、仕事など、ぼくたちが当たり前だと思っていることの中には、もはや役に立たないものもたくさんあるかもしれません。
不要なものを手放すことで、心も体も軽くなり、新たな可能性が開けてくるはずです。
自分を縛っている考えの棚卸をつうじて、「精神的なミニマリスト」を目指す必要があると感じました。
現実世界では、ぼくたちもまた、ヘムのような経験をすることがあります。
ぼくたちは、あくまでもこの時代という制約に囚われていることを忘れてはいけません。
大きな環境変化に直面し、これまでの常識が通用しなくなったとき、どうすれば良いのでしょうか?
本書は、そんなぼくたちに「変化を恐れず、新しい自分に出会う」という勇気を与えてくれます。
まとめ
『迷路の外には何がある?』は、小さい子どもから大人まで、誰でも楽しめる寓話です。
短い話であるにもかかわらず、読者の持つ固定観念を揺るがす強いメッセージを発しています。
「わかっていても、なかなか次の一歩を踏み出せない」という人にとって、本書はきっと大きなヒントとなるでしょう。
自分を変えたいならば、あとは信じて行動するのみと教えてくれます。
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