ところで敵って何?誰?
『同志少女よ、敵を撃て』
2022年に読んだ本の中で圧倒的におすすめです。
主人公の少女セラフィマがただの少女から殺戮マシーンへと変貌する過程にゾッとしつつもあっという間に読み終わります。
みなさんにとって、敵はいますか?
それは誰が決めた敵ですか?
自身が倒すべき敵ですか?
誰のために敵を倒しますか?
読みながら国と国の戦争の中に必死に生きる少女射撃部隊の隊員たちの姿は圧巻でした。
物語の全ての伏線が爽快に回収されていく終盤は、かつてない興奮と共にページをめくるのに没頭しました。
ネタバレを回避するために内容にはこれ以上触れませんが、たまにこういう本に出会うので読書ってやめられないんですよね。
良い意味で読んだ人の期待を裏切ってくれると思います。
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