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非法学部卒で未経験でひとり法務になった私が1年目で読んだ書籍

皆様こんにちは。はじめましての方もはじめまして、企業法務のカメ(ほむかめ)です。🐢の如く、歩みはゆっくりですが成長をしていきたいと日々思って過ごしております。
今回はタイトルの通り、いきなり一人の立ち上げ期法務担当となった私が、教えてくれる人もいない、右も左も分からなかった状況な1年目で読んでみた書籍をピックアップいたします。

以下、手をつけた順に…☟


① 企業法務入門テキスト―ありのままの法務/経営法友会

法友電気という架空のメーカーに在籍する三人の法務部員が、法的な実務課題に直面し奮闘する姿をストーリー仕立てでまとめる
企業法務の初心者のみならず、経験を経た法務担当者、企業法務を志す学生の方にも必読の一冊。

株式会社 商事法務さんページより

ほんとに誰にも何にも教えてもらえるような環境ではなかったので、確か最初に「法務 初心者 書籍」みたいな感じでググって探して目に入ったのがこちらでした。
新卒で法務部に配属になったハマダ君が奮闘するところも、シンパシーを感じる部分もあって、楽しく読めた記憶があります(笑)
今思えば、大企業さんをイメージしての事例だったりの話でもあるので、弊社のような中小企業には当てはまらないことも多くあるのですが、ほんとに初歩の初歩で、法務ってどんな仕事をしているんだろう?みたいな部分のさわりを知るには良い書籍だったと思っています。

② ビジネス実務法務検定 公式テキスト/東京商工会議所

書籍じゃないじゃん!テキストじゃん?ですみません…。手を付けた順だったので、こちらも。
さわりのさわり、みたいなところを知ったところで、もっと実務に踏み込んだビジネス書とか、実務書とか読んだところで、あんまり頭に入ってこないかも…と思ったので、まずはビジ法取ろう話はそれからだ。と思い、こちらの3級2級を取得するためにテキストを読み込みました。
やっぱり、法学部卒でもなくて、なんの経験もない私みたいな人は、こういうとこから知識をつけながら実務に紐づけていく…というのがベターでもあり、手堅い感はありますよね。
そしてここで勉強したことは、ビジネス法務の基礎的な知識をつけるのにも本当にうってつけだったと思います!

③ スキルアップのための企業法務のセオリー/瀧川 英雄さん

そこから、すこしステップアップして(笑)こういった書籍に手を出し始めました。こちらも、「法務 初心者 書籍」みたいなググり方して、何かで目にして購入した記憶があります。

購入の決め手は、表紙のこの一文でした(笑)

リーガルマインドや、契約法務などの実務基礎の知識は、ここが入りだったと思います。このあたりの内容が、網羅的に詰め込まれていましたので、この書籍には大変お世話になったと感じています。
基礎は何度やってもいい、とどこかで見たので、今でもたまに読み返しますし、大事だと思う部分には付箋を貼っていてデスクのすぐそばに置いております…。

④ 「具体⇆抽象」トレーニング/細谷 功さん

社内研修の企画実施を任せていただけるようになってきた頃ですが、私の弱点はとにかく「喋れない」ことでした。。
場慣れしていないせいで緊張してしまう。ということも大いにありましたが、頭の中ではわかっていることが、口に出てくるときにうまく言葉になって出てこない…(わかってくれる方、いらっしゃいますかね…)が悩みでした
そこで、その悩みを相談したところおススメしてもらったのがこの書籍でした。

読んだ結果として、そこに直接インパクトして弱点が改善されたかは正直まだ微妙なのですが、書籍自体は良書でした!具体と抽象を自由に行き来するという思考法で、自分にとってためになる考え方がたくさん詰まっているなと感じました。

⑤ 先生!バナナはおやつに含まれますか?―法や契約書の読み方がわかるようになる本/中野 友貴さん

「おやつバナナ命題」には、法解釈の技術を身につけるエッセンスが含まれています。法解釈の技術は、法令や契約書といったルールを読み、使うために必須の技術です。本書では、「おやつバナナ命題」を通じて、法解釈の技術を説明しています。法律や契約書を使いこなす力がつく1冊。

第一法規さん/帯にも記載

かわいいタイトルの書籍ですよね🍌ついつい、目を引いてしまいます♪
こちらの購入のきっかけは、研修の内容に悩んだ際に、互助会などで相談したときにとある方が「バナナおやつ本~…」と仰っていて、
「バナナおやつ本ってなんだろう…?」って思ってググったことがきっかけでした。
内容的には、私のような初学者が読むにも適しているし、バナナおやつ命題で広がっていく内容も非常に面白かったです!
個人的には、事業部の方にも読んでほしいな…って思う書籍でした。

⑥ 仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法/内田 和成さん

こちらは、当時、役員に勧められて読んだものになるのですが…。法務の専門書籍というわけではないのですが、ビジネスを進めるうえで法務が必要になってくるスキルが磨けるヒントの多い書籍だなと思います。
例えば、社内でのあらゆる調整能力とか…専門知識とは違うけれど、ビジネスパーソンにとって大切な部分を発見したり見つめる機会になるのではと思いました。

★番外編★

① 良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方/雨宮 美季さん, 片岡 玄一さん, 橋詰 卓司さん

私が読んだときは水色(改定新版)だったのですが、最近第三版が出版されたということで…。

2年目くらいですが、新規事業に初めてかかわることになって、その利用規約を作成することになったので、これまた初めての経験だったため、こちらの書籍を購入し読みました。タイトルの通りといったところか、とても分かりやすく利用規約のいろはが書かれておりまして、大変参考にさせていただきましたし、こちらの書籍にはお世話になっています。

② 情報収集力とコミュニケーション力で確実に進める ひとり法務/飯田裕子さん

いいださん🦈の!こちらは…1年目の時に読みたかったよお~!!な書籍です。
出版されたときには3年目くらいになっていたので、答え合わせ的にもなりましたが、右も左も分からなかったあの当時に読めていたらもっと…なんて思う書籍でした。

③ 攻めの法務 成長を叶える リーガルリスクマネジメントの教科書/渡部友一郎さん, 大舞キリコ さん(イラスト), 星井博文さん (その他), BUSINESS LAWYERS

こちら、「リーガルリスクマネジメント」を題材に研修をすることになったので、その参考にしたくて最近読んだ書籍なのですが…。
まず、普通に漫画が面白いのでどんどん読み進みます。(笑)
ただそれだけではなくて、リーガルリスクマネジメントとは?という根幹の部分から、その実例や対応についてもきれいに書かれておりますので、非常に参考になったなと思う一冊でした。
分かりやすさは★5(5段階中!)な初学者向けの書籍かとも思いますが、まずは法務としての基礎や前提知識ををつけてから(ここ大事かも!)、実務にも慣れてきた3年目~くらいの人が読む、のが一番ちょうどいいような気もします。


さいごに

これは前提情報ですが、これを読んだから正解とか、そういったことでは全くなく、そして、私が読んだ書籍の数はとても誇れる数ではありません。。
もっと読んでるわ、な法務の諸先輩方のお話、たくさん見たり聞いたりしておりますので、ほむかめはこれくらいの量しか読んでない、ってことを公開してしまうことになるのでむしろ恥ずかしく思うまであります…。
が、ここでは発想を逆転し「最低限、最初はこれだけ読んでいたんだけど、非法学部でも、未経験でも、ひとりでも、何とかやっていけちゃってるよ」という安心感みたいなもの(笑)を、同じ境遇の方へ提供できたら嬉しいな!くらいの気持ちで残させていただきたいと思います。

学びに終わりはない!ということで、これからも精進していきたいです~。

🐢おススメ書籍がある方、ぜひ教えてくださるとうれしいです!!🐢


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