- 運営しているクリエイター
#狂気
怨嗟の声がエッサエッサと太郎と次郎を眠らせない。きっと雪が溶けたからだ。
午前6時10分起床。脱糞。鳥の声に誘われ外へ。ジョウビタキ雌が一羽こずえにいる。ちょうど目の高さ、およそ三メートルほどの距離。向こうが間合いに入るのを許してくれたか。羽根には小さな白い斑紋。その鮮やかさをもう少し近くで、と息を詰め近づく。あちらの視線もこちらに定まる。その瞬間にせわしい羽ばたき。
戻ってから、さほど寒くない朝だったと気づく。そういえば汚れた雪も綺麗に消えた。梅もだいぶ咲き綻んでき