徐々に

女の子が怖いのか恋愛が怖いのか。

恋愛対象は女性だし、少し触れづらいがあっち系の動画を見る時も、対象は可愛くて綺麗な人たちだ。(いきなりすみません読むのやめないでください)

小学校の頃は平気で話せた。でも中学や高校に入り思春期による見た目の変化が著しく、酷くなっていった気がする。事実として周りから見た目を悪く言われる機会が増えた。

そこからか。自分の見た目に対して自信を喪失し、恋愛に怖くなっていったのは。別に中学高校の頃は恋人が欲しいとは全然思わなかった。勉強もそっちのけで趣味にのめり込んだ。勉強せず、受験失敗で絶望したレベルに。

けど高校を出て20歳弱くらいになると周りが恋愛話をし始める。高校の頃なんて趣味の話で盛り上がって楽しかったのに。自分は見た目が劣っていることを周りに言われていたので関係のない話だと思っていた。それでも周りに影響を受けたからなのか、女の子がメイクやらで垢抜け始めるからなのか、我々が子孫を残すことを一つの目的に生きている生き物だからなのか。理由は様々あれ恋愛をしたいという気持ちが湧いてくる。「恋愛をしてみたい」という気持ちと「自分みたいなのはできない」という二つの気持ちに揺さぶられ続けた。この経験は他の人もしたことはあるのではないだろうか。

だから女の子と関わる機会は多少たりはあったのに逃げ続けた。もちろん垢抜けるのは女の子だけじゃなくて僕もそうだ。少しは異性とか関係なく話せるようにはなった。けど、話せるだけで世間一般でいう「恋愛」はそこまでできてない。ガールズバーや風俗で女の子と関わってみても緊張してしまう。場数は踏んで話せるようにはなってきたけど、それはあの界隈だけに限った話なのかなと思ったりする。長年蓄積されてきた「異性や恋愛が怖い」というマインドはそう簡単には変えられないのかなと苦労してる真っ只中だ。経験してこなかったことは後になって苦労する必要があるね。こればかりは恋愛に限った話じゃない。

最近は少し「見た目が良くない」とか「経歴が良くない」とか「恋愛経験があまりにも少ない」とかいう理由を言い訳にしないように努め始めた。偶然見つけた記事で「いきなり付き合うとか結婚とかに辿り着こうとするから失敗して落ち込むんだ」みたいなことが書いてあった。僕には図星だった。最初は友達からでもいいじゃないか。というか基本そうだろう。友達に見た目とか経歴を求めたりはしない。あと女の人は先にある結婚などを見据えた時には、もちろんそういうのは気にはするだろう。けど僕が気にするほどには気にしてないのかなとか、関わる回数が増えるごとに思うようになってきた。正しいかは知らないけど。

24時間365日恋愛がしたいわけではない。勉強や趣味などに熱中する時だってあるから。
ただ僕と同世代の20代前半なんて恋愛市場が加熱してる時期だ。(良い側面しか見てないからだが)、恋人がいたり結婚してる人をみると羨望する時はある。物事を判断する時にはいつだって悪い側面にも目を向けることが大切だと思う。「会社を辞めて起業をする」「転職をする」「海外に住んでみる」なんてのは将来の僕にはありそうな選択肢だが、そういう時に案の定リスクは考える。そしてそのリスクを受容できる覚悟が持てれば、その選択を取る。
付き合うとか結婚とかももちろん嫌なことだってあるだろう。趣味勉強の時間が減るとか、自分優先に生きにくくなるとか、例えなんて容易に思い浮かぶ。けど女の子、もっというと好きな人と一緒にいることで感じる幸せがあることが想像できるようになったから、そのデメリットすらも今なら受け入れられる気がする。「恋人がいた時もその幸せはあったなー」と回顧した。

これからの人生で少し積極的になってみて、今まで逃げ続けてきた恋愛に少し取り組んでみようと思う。経験が浅く恋愛偏差値は本当に低いし、卑屈になる時もあるが、結局は何だって経験だ。
この変わってみようという心意気を持つようになったのが自分に驚いてる。でもマインドが変わったのは大きな一歩ではないだろうか。