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日本の不動産業界+最新フラクショナル所有
市場取引の中核:仲介業の問題構造から、直球で話させていただきます。
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不動産の仲介は、誰でもできる仕事?
特に日本の売買仲介は、取引金額6%(両手売買の法定上限)を1回の契約で手にすることができるため、利益相反は当たり前。
その不動産が後日、儲かろうが儲からない関係なく一発の不動産取引額の6%はどう理由を付けようが、高い!販促費を含まない場合は間違えなく貰いすぎだという案件はいくつか、ある。これがマニュアル時代の対面営業のいい所ではある。
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ちなみに諸外国は、一般的には売主からのみ手数料を受け取る仕組みで、それぞれ買い主と売り主に仲介人が付き、手数料を折半する。
日本の不動産売買契約の締結前には、宅建士による重要事項説明という免許制が導入されているが不動産会社の従業員5名につき1名の宅建士が入れば良いとされている。営業会社にありがちな考え「顧客との関係を築いた担当営業が一番評価」される。
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もちろん、営業の仕事は数字を上げること。宅建士は問題を起こさせないこと。
業務上の立場が強いお金を引っ張ってくる営業が強い構造では、重要なコンプライアンスが無視されることも度々あるのが現実で、もっと悪い場合は、売却後の問題を避けるため仲介や売主は保証しないような文言をしれっと差し込む!?
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不動産のプロ?
不動産の世界には、たくさんの役割があります。今日は、その中から特に重要な部分を、みんなに分かりやすく紹介したいと思います。
まず、不動産の「仲介」について。これは、家やアパートを借りたい人、買いたい人と、家やアパートを貸したい人、売りたい人をつなぐお仕事です。友達を新しい友達と知り合わせるみたいなものですね。
次に「管理」。これは、家やビルがいつもキレイで安全であるように見守る役割です。部屋が故障した時に修理を手配したり、雪が降ったら道をきれいにするようなことをします。
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「開発」は、新しい家やビルを作る仕事です。空き地を見つけて、そこに人々が住める場所や働けるオフィスを建てます。そして、その新しい場所を人々に紹介し、管理していくんです。
「建設」は、開発の一環で、実際に家やビルを建てる作業を行います。重機を使って土を動かしたり、コンクリートを流したりして、建物を形にしていきます。
最後に「信託」。これはちょっと難しいけど、家やビルをお金に変える方法の一つです。専門家たちが、建物を上手に管理したり、より価値のあるものにして、それを投資する人たちに紹介します。そして、その建物から得られるお金をみんなで分け合うんです。それはプレーヤー主導?
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不動産の世界は、まるで大きなチームのように、いろいろな人たちがそれぞれの役割を果たしています。家やビルが建つまで、そしてそれを使う人々が快適に過ごせるように、多くのステップとたくさんの人の手が必要なんですね。この話を通して、不動産って本当に面白い世界だと感じてもらえたら嬉しいです。
非常に幅広く、多様な分野を含む不動産業界の主要な領域
仲介(賃貸・売買): 不動産仲介は、物件の賃貸や売買に関する取引を仲立ちします。このサービスは、物件を探している人々と物件を貸したい、または売りたい人々の間で取引を成立させることを目的としています。
管理(テナント管理・建物管理): 不動産管理には、テナント管理や建物管理が含まれます。テナント管理は、賃貸物件の入居者管理や物件の運営を行うことを指し、建物管理は、物件の保守、修繕、清掃などを通じて建物を適切な状態に保つことを指します。
開発(仕入れ、企画建築、売直販売、管理運営): 不動産開発は、土地の仕入れから、物件の企画・建築、そして売買や賃貸までを行うビジネスです。開発後の管理運営も含まれ、物件の価値を最大化するための活動が行われます。
建設(工事、運送、土木、インフラ): 建設業は、新しい建物やインフラの建設、既存の建物の改修などを行います。これには、工事の計画、運送、土木工事などが含まれます。
信託(PM、BM、AM、信託銀行、金融機関、投資家、ファンドマネジメント、会計、監査、法務): 不動産信託は、不動産を投資商品として扱い、プロパティマネジメント(PM)、ビルディングマネジメント(BM)、アセットマネジメント(AM)などを通じて、投資家の利益を最大化することを目指します。これには、信託銀行や金融機関、法務、会計、監査などの専門的なサービスが関わります。
各領域は互いに連携し、不動産業界全体の機能を支えています。特に、投資や開発プロジェクトでは、これらの分野が複雑に絡み合いながら進行します。不動産業界は、地域の経済発展や人々の生活環境の向上に重要な役割を果たしています。
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不動産の世界を旅して
さまざまな役割について紹介してきましたが、今日はもう一つ、特別な不動産の形態、「フラクショナルまたはプログラムオーナーシップ」について話したいと思います。これは、タイムシェアの進化版とも言えるもので、とても興味深い仕組みです。
フラクショナル・オーナーシップとは、「分割所有権」という意味。つまり、一つの家やアパートを、複数の人たちで所有することを指します。でも、ただのシェアとは少し違って、もっと高級なリゾートや別荘がこの方式で共有されることが多いんです。
例えば、海辺の素敵な別荘を思い浮かべてみてください。その別荘を1年間で、4人のオーナーが各自3ヶ月ずつ利用できるとしたらどうでしょう?それがフラクショナルオーナーシップです。一人で全てを所有するよりも、費用を分け合えるので、より手軽に豪華な別荘生活を楽しむことができます。
タイムシェアが、ある期間だけの「利用権」を意味するのに対し、フラクショナルオーナーシップは「所有権」の一部を持つことになります。だから、その物件の価値が上がれば、あなたの持ち分の価値も上がるわけです。
この方法は、別荘を持ちたいけど、管理が大変だったり、一年中同じ場所に行くのはちょっと…という人にピッタリ。また、オーナー同士で物件を共有することで、新しい交流が生まれることもあります。
フラクショナルオーナーシップは、不動産の新しい形として注目されています。
豪華な休暇を過ごしながら、投資としての価値も楽しむことができる
んですよ。不動産の世界は、本当に広くて、奥が深いですね。これからも、こんな新しい形態がどんどん出てくるかもしれません。