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好きなことを忘れるくらい、好き

ちょっとだけ頑張る時ってあるでしょ。住所を真っ直ぐ書かなきゃいけない時とか、エスカレーターの下りに乗る時とか、バスを乗り間違えないようにする時。白い服着てナポリタン食べる時。そういう時にね、その人がいつもいてエプロンかけてくれるの。そしたら、ちょっと頑張れる。(カルテット第8話より)

世の中の空気にクリスマスが混ざり合ってきた頃に、カルテットを見返しました。実はこれで3度目なんだけど、冒頭のセリフが心に刺さったのは今年が初めて。

このセリフを聞いた瞬間、ああ、わたしにとってのジンくんだ、と思ったからです。

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生きてるだけで不安なことがたくさんある毎日。わたしだけじゃなく、家族にも寂しい想いをさせてしまった日々。それでも前を向かないといけないとき、自分を慰めたいとき、優しくなりたいとき、強くなりたいとき、そういうちょっとエネルギーが必要な時は、わたしのなかにいるジンくんにそっと話しかけてきました。

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写真フォルダの中のジンくんをたくさん見て、好きなところをいっぱい見つけて、ジョークに笑って、自分の中の不安と闘う勇気をもらい続けてきました。

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生活の中に“BTSらしさ”を見つければ、それだけで楽しさが倍増しました。

本を読めば彼らの言葉と重なり、映画を見れば彼らの功績の跡を垣間見たり、花を飾れば推しを想ったり、普通に暮らすだけでわたしの毎日は本当に幸せでいっぱいだったんです。

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そして、ARMYの存在。ARMYになって繋がり合うことができた友人達に、信じられないくらい支えてもらいました。直接慰めてもらっていない時も、心のなかでは常にお守りのような存在になっていました。大袈裟でなく、繋がってくれた全ての人々がわたしの宝物です。

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どうしようもない日々を、とにかく生き延びる強さをくれたこと、本当にありがとう。

来年はどんな年になるのかな。きっとわたしは変わらずに彼らのことが大好きです。大好きで大好きで、生活に馴染む彼らを「好きだ」ということさえ忘れるくらい、大好きです。

この「好き」をエネルギーにして、次はわたしの世界を少しずつ変えていきたいな。

みんな、来年も、よろしくね。

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