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そうだ、小説修行しよう。




●近況について


本題の前に、まずはわたしの近況について書かせてください。

2023年8月現在、わたしは商業BL小説のお仕事を休業しています。
主に家庭の事情によるもので、ここ数年はサポートを必要とする家族へのケアを中心にした生活を送っています。
ちなみに長期休業は二回目で、一回目も別の家族のケアのためだったりします。

この先も当分の間、今の環境が変わる予定はないのですが、この生活にそれなりに順応した結果、そろそろ小説を書けるかもしれないな? という兆しを感じ始めたところです。
今は再始動に向けた準備として、いろいろな書籍や記事を読んだり、それを実践してみたりしているところです。


●小説修行について


執筆上達の早道にはまず枚数を書くことだ、とよく聞きますよね。
自分の中にも、
「創作にあてられる時間は限られているのに、いろんなことを試している余裕なんかあるの?」
「とにかく書いて書いて書きまくらなければ、数年単位のブランクを埋められないんじゃない?」
という焦りもあるにはあるのですが、修行の必要性をひしひしと感じる機会が何度かありまして。
「本格的に執筆期間に入る前の今だからこそ、できることをやっておくべきなんじゃないのかな?」
と考えるに至りました。


1.「腕が未熟だと実感したから」

書きたいテーマや設定があるのに、力量が足りなくて今の自分では手が出せないと感じ、非常に悔しい経験をしました(現在進行形でしています)。
アイディアは生ものですから、何年も持ち越せばフレッシュではなくなるし、書けるようになったとしても、その時には自分が気分じゃなくなってしまっているかもしれない。
人や物語や言葉との出会いと同様、アイディアとの出会いもタイミングがとても大事だと感じています。なので、せっかく出会えたのに、形にできないことが非常に惜しいし、悔しいのです。


2.「小説筋がなまっているから」

長編小説の執筆は、まさに長距離走です。最後まで書き上げるには、脳の中の小説筋がある程度鍛えられていることが必須です。
具体的に小説筋とは、以下の三つを意味しています。

①いちいちつまづかずに一気呵成にまとまった量を書きあげられる文章力
②長編を書きあげる長い走路の中で迷子にならずに書き進められる構成力
③プロット通らない問題を解決し他作家さんと差別化できるアイディア力

この三つについては、わたしが日々熟読しているニジマルカさんの、以下の記事(表現、ロジック、アイデアと表されています)がとても分かりやすいです。

この記事によれば、わたしは(全部足りないですが、中でも)一番足りないのが構成力、次にアイディア力かな、と感じています。


●『小説修行』マガジン


小説筋を鍛えて長距離を踏破できる地力をつけるため、そしてモチベーションを高めるためにも、これから少しずついろいろなものを読んだり、実地で試したりしていく予定です。

その間に出会った神記事やおススメ書籍なども、『小説修行』マガジンにまとめておきますので、興味を持たれた方は読んでみてください。
また、「こんなのよかったよ!」など教えていただければ、飛び上がって喜びます。


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