本を読むときの癖
〈この文章は1262文字です〉
こんばんは。蛍智宏です。
皆さんはどうやって本を読みますか?本を読むときのこだわりや癖はありますか?
今日は私が本を読むときの癖を紹介します。
私は本を読むときに、立ち止まりがちで、独り言いがちです。その本の中に出てくる状況に自分が置かれたら、ということを考えてしまうし、その考える途中でアレコレ口に出したくなるのです。しかも、ちゃんとした文章を口に出しています。
具体例を出しましょう。今日は「元コミュ障アナウンサーが考案した会話がしんどい人のための話し方・聞き方の教科書」(通称:会話の教科書)を読んでいました。この本は明日読み終わる予定なので近々、感想など書きます。まだ4分の1くらいしか読んでいないのですが、ここまでの私の言動を紹介します。
ここまでで、「コミュニケーションの悩みは?」という問いが出てきました。ここで私はまるで授業中に教授に問われたような気持になって、「ゴールの無い会話に対して、やる気が出せないこと。時間とか、議題とか終わりが見えていたらいいんですけど、そうではない会話の場にいると、あまり価値が見いだせなくなりますね。」と長尺で口に出します。そして、また目を文章に戻します。
そうこうしていると「どうでもいい会話が苦手」についてのページがやってきました。また新聞記者の方にインタビューされたような気持になって、「美容師の方との雑談は髪を切り終わるまでという時間的なゴールがあるので、どれだけ中身の無い内容でも気にならないです。どうでいい話をすることに関して、技術的ではなく精神的に苦手意識を持っているんです。」とまた長尺で口に出します。
こんな感じで、読む→考える→口に出す→読むということを繰り返しています。ここでは本に書いてある問いに答えるという形式だけを紹介していますが、他の本を読んでいるときにはその本の内容と自分の知識がリンクするところがあり、そういうときは一人ラジオのフリートークのような気持になってぺらぺらお話します。
この考えるときに口に出すというのは癖で、本を読んでいるときだけではなく、Twitterで興味深い考えを知ったときや悩んでいるときなんかにも出てきます。こういうときに口に出したことを他の人に話すことはまずありません。隠しているとかではなく、単に自分がスッキリしたいためだけに考えていることに過ぎないからです。しかし、口に出すときに私が想像している光景には常に聞き手にあたる人がいます。癖で聞き手を置いているだけなのですが、仮定だったとしても相手がいるだけで論理的に話そうという意識が出てきます。
ちなみに、黙っても本は読めますし、本にのめりこんでくると口に出して考える回数も減ります。なんで私にこの癖がついたかは分かりません。が、中学生くらいの時には考えるときに文章化された独り言を言うという癖があったことは覚えています。当時はこの独り言を言っているだけで1時間経っていることもあったので、自分で自分が怖くなっていました。
つまり、今日は私が本を読むときの癖を紹介してきましたが、これは私のオススメの読書法でもなんでもなくて、ただの性分で他の人に知ってほしかったというそれだけのお話でした。
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。
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