ボイトレ初心者ありがちな腹圧の勘違い⁉これを知らないと声帯ポリープになるかも、、
皆さんこんにちは。
女子ボーカル研究所🎤 ボイストレーナーのレイです。
今回はタイトルの通り、
ボイトレ初心者さんが陥りがちな腹式発声、
すなわち腹圧の落とし穴について説明します!
この手の話題、理解することももちろん大事なのですが
一番は自分に落とし込んでイメージできるかどうかです。
この記事を見れば腹圧が分かる!
というのを目標に図なども交えながらまとめてみました!!
この記事は
・腹圧が何かわからない人
・自分の腹圧が正しいかわからない人
・楽に高音を出したい人
・発声の調子にムラが出やすい人
・喉のジリっと感に悩んでいる人
などには特に有益な情報かと思います。
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ぜひ最後まで読んでいってください ♪
1.腹圧ってなに?
早速ですが皆さん。
腹圧についてきちんと説明できますか?
どこでどのように作られ、どのようにすれば正しいのか。
ボイトレをする以上、
目には見えない部分は身体を正しく使うために
ボディマッピングしていかなければなりません。
それに、自分の体を知っていくのはとても楽しいものです。
ということで!
早速、図を見ながら一緒にお勉強していきましょう!
①腹圧を支える4つの筋肉
上の画像をご覧ください。
これはお腹周りにある筋肉、
俗にインナーマッスルといわれるような部分です。
・横隔膜(おうかくまく)
・多裂筋(たれつきん)
・腹横筋(ふくおうきん)
・骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)
これら4つの筋肉によって腹圧は支えられています。
肋骨の下からお腹を囲うようにしているのが腹横筋
首から腰にかけて伸びているのが多裂筋
画像からは見えづらいですが、
上が横隔膜、下は骨盤底筋群によって
支えられているのが図より分かるかと思います。
②腹圧の支えは方向でイメージしよう
今度は私の書いた図を用いて説明していきます。
あまり上手ではありませんが、
あくまでイメージを掴むためのものとして見てください!笑
このように、各筋肉を方向で捕らえると
腹圧がイメージしやすくなりませんか?
後々また説明しますが、
お腹が前に出てくるような腹圧になっている方、
実は結構多いと思います。
私もそうでした、、💦
理想は、「お腹側と腰側でバランス良く1:1」です。
筋肉の説明を聞くとどうしても力んでしまう方が多いのですが、
あくまで身体の柔軟性の上に成り立つ
「自然な支え」だと思ってください!
2.腹圧がうまく作れない理由
ここまで読んでくれたあなたなら、
腹圧がうまく作れない理由がもう分かったのではないでしょうか?
そうなんです。
多くの原因は「姿勢」にあります!
私自身、整体に通って身体を治す過程で腹圧の変化を感じました。
しかしそれまでは、
「自分は腹圧を正しく作れている」と
そう信じて疑っていませんでした、、笑
現代人は特に、姿勢や骨格が歪みがちですよね。
次のトピックでは
どのように腹圧がうまく作られないのかを視覚化して見てみましょう。
①反り腰・猫背
この2つは悪い姿勢の代表例ですね。
大体の方はこれに当てはまると思います。
では、下の図をご覧ください。
腹圧が分散しているのが分かりますか?
正確には「分散している」というよりは
「正しく作った時よりも圧力が低くなる」というほうが
ニュアンスとしては正しいかもしれません。
圧力、というのは物理においてエネルギーです。
何事もエネルギー効率は高い方がいいですよね。
正しい腹圧というものは、
正しい姿勢なしには得られません!
また、「腹圧は作るのではなく高めるもの」だと思っておくと
今後のトレーニングで行き詰まることがグッと減ると思います。
あなたの体はどうですか?
焦らず、きちんと向き合って
自分に合ったトレーニングを選んでくださいね ♪
②骨盤が開いている・歪んでいる
これは私の経験談です。
私はもともと骨盤が開き、ゆがみ、
そのうえで巻き肩・猫背・反り腰・ストレートネックと、、
かなり絶望的な状態から治療をスタートしました笑
骨盤から治療を始めたのですが、
その過程である日の治療後、突然、
「あれ、腰って身体を支えていたんだ、、」と
腰を認知することができたのです。
そしたら、いつもよりも腹圧を高めることができて感動しました。
現在も治療は続けていますが、完全体になった時、
発声にどのくらい変化をもたらすのか、
私自身とても楽しみにしています。
と、少し話がそれてしまいましたが、
この場合も同様に、
正しい姿勢になるために治療、トレーニングが大事です。
同じ悩みを抱えるあなたも、私と一緒に頑張りましょうね!!
③体が柔軟でない・そもそも吸えていない
最後は身体の柔軟性です。
この項目をクリアしていなければ、
そもそも空気を十分に吸い込むことが出来ません。
10秒間、空気を吸ってそれを10秒かけて吐いてみてください。
この時、
・途中で喉が詰まって吸えなくなる人
・滑らかに吸えない人
は柔軟性不足といえます。
まずはストレッチから取り組んでみましょう!
3.注意してほしい2つのこと
腹圧を考える際に、
どうしても注意してほしいことが2つあります。
それは、
①正しくない腹圧は声帯を痛めてしまう
②努力性呼吸になると発声がこわばっていく
ということです。
①正しくない腹圧は声帯を痛めてしまう
先ほども申し上げた通り、
腹圧を高めるためには正しい姿勢が必要不可欠です。
しかし、それだけではなく、
・意識しすぎると腹圧(下圧)が強くなりすぎる
・お腹を突き出すように腹圧をかける
みなさん、喉がジリっとした経験はありませんか?
これらの要因でも声帯に負荷がかかってしまうのです。
放っておくと声帯炎や声帯ポリープの原因にもなります。
・肋間筋での支えを増やす
・おへその下へ力が入り込んでくるような体の使い方で腹圧をかける
二つ目はスタッカートなどを用いると
わかりやすく知覚できるかと思います。
これだけでもかなり改善されるのでぜひやってみてください!
しかし、自分でやるよりも専門家にサポートしてもらうのが
実際一番安全だし早期改善につながります。
限界を感じたら無理せずお近くの病院や
信頼できるトレーナーに相談してみてくださいね ♪
②努力性呼吸は発声をこわばらせる
これは比較的イメージしやすいかと思います。
筋肉や腹圧にばかり気が取られると
腹圧を頑張らなきゃ、頑張らなきゃと
どんどん努力性の呼吸になっていってしまいます。
すると当たり前ですが喉は詰まり、発声はこわばってしまいます。
腹圧は意識するのではなく、
認知することが大事です。
もちろんトレーニングも大事!
しかし、大事なのは感覚であることを忘れないでください。
「身体→呼吸→喉」の順に発声を整え、
腹圧を見失ったらもう一度戻って、腹圧の感覚を入れる。
それを自然な状態で行えることが理想です。
努力性呼吸・努力性発声になってしまっていないか
いまいちど振り返ってみてくださいね。
4.まとめ
いかがだったでしょうか?
歌を歌う、声を出す
こういった発声運動において身体は楽器です。
正しく使って、安全に長く楽しく歌えるように
一緒にトレーニングやメンテナンス、頑張っていきましょうね ♪
最後に、
ここまで読んでくださったあなたに
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