「頭がいい人の仕事は何が違うのか?」(中尾ゆうすけ著)の読書感想(評価:★☆☆)



◆きっかけ
数年前に購入したものが家の本棚に眠ったままだったので、読んでみることに。すると、意外に気づきが多かった。


◆3つの気づき

P76より、
「頭がいい人は情報を分かりやすく共有する」

私は日々流れてくる情報をいかに取捨選択するかが大切だと感じている。
特に自分にとってやらなければならないことや、価値を感じられないようなものは、一瞬でゴミ箱行きとなる。

自分も発信側になったときに、どういう点に注意すればよいかが書かれていた。

それは、

「入手した情報をポイントを要約して発信する」ことである。

情報共有とは、複数の人たちの仕事の効率と利便性アップのために行うことなので、その視点が抜けているとうまくいかない。

P154より、
「頭がいい人は上司の権限、経験、人脈を頼る」

私は上司を頼ることが下手で、何でも自分で解決しようとしてしまう。それは、できる人になりたいからという間違った認識からであった。

むしろ、できる人ほど自分でできることの限界を知っており、頼ることを知っている。

なかでも、上司の経験を頼ることで、今直面している問題に過去どのような経緯があったのか?今からやろうとしている企画にはどのようなリスクがあるのか?
といった、自分自身では予測が不能なことや判断に迷ったときアドバイスを仰ぐことができる。

P160より、
「頭がいい人は相手のやり方を尊重する」

私は人に仕事を頼むぐらいであれば、自分でやった方が早いと考えてしまう。
しかし、立場が変わるにつれて、頼まなければならない場面が多く出てくるようになった。
なので、そのコツを学びたいと思う。

人に頼んで仕事がはかどる人は、
アウトプットのイメージや仕事のやり方を説明したら実際にどうやるかは相手に任せてしまう。
なぜならば、
最終的に求める結果さえ出してもらえれば、プロセスは気にしないからである。

仕事は、人言われてやるよりも自己の裁量でやりたいようにやる方がモチベーションが高くなって仕事がはかどる。

逆に、人に頼んではかどらない人は、
自分のやり方に固執し、そのやり方を相手に押し付けてしまう。
これだと、相手は「信頼されてない」と感じる。
仕事に対する責任感を持てなくなってしまう。

相手が言われた通りにやったので、あとは知りませんというスタンスになってしまうのは、押し付け型の頼み方をした場合によく見られる。
最初から責任の所在をはっきりさせておきたいと考えている。

反発されにくい頼み方のコツ

1.相手の状況を確認
2.仕事を頼みたい意思を伝える
3.難易度が高いことや手間がかかることを伝える
4.なぜ頼むのかを伝える
5.具体的な依頼内容を伝える
6.仕事を進めるための問題がないかを確認
7.了解を得る
8.必要な支援を約束する
9.感謝を伝える

◆まとめ

自分が、周囲への影響を高めることを望んでいることが分かった。
自身でも人から頼まれたり、受け取っていたことが、どれぐらいの熱量で仕事が出来ていたのか再認できた。
やはり、ある程度の責任は持たせてもらえること。支援をしてもらえると伸び伸びとでき、前向きに仕事に向き合える。
そういった想いを踏まえて、後輩たちを育てたいと思えた。


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