平和は自らの心の内側から この世は うつし世 〜タイのお寺で体験した蟻のままの話〜
真の平和は まずは
自らの心の内側から🍀
この世は うつし世🌸
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『あり(蟻)のままの話』
タイのスカトー寺でのこと、寝泊まりさせていただいていた建屋のトイレに 蟻の群れがいた。ここは森だから当然のこと。しかしながら水を流したら何匹かの可哀想な蟻たちが水に流されてしまった。憐れにおもった僕は蟻たちに相談してみた。これから一週間ここに暮らします。トイレの水も流すことになるから、また君たちが水に流されるのを見るのは切ないので、出来たら僕が滞在する間、トイレから離れてもらえないだろうか。もし君たちが水に流されるのは構わないというのなら良いけれど。
それから翌日、トイレから蟻たちは一切いなくなった。話を聞き入れてくれたのだろうか。
スカトー寺での生活に実りを感じていた僕は滞在予定を一週間から1日伸ばすことにした。そしてある日のこと、蟻たちはトイレに突然戻ってきた。あれ!?なんで?!そしてすぐに僕は蟻たちと交わした約束を思い出した。そうだ。約束の期間の期限の一週間を過ぎている。それから蟻たちに、もう一度滞在を延長した事情を伝えると次回トイレを訪ねると蟻たちは姿を再び消していた。スカトー寺の蟻たちは約束にも、時間にも律儀なようだった。そして宿を出る出発のとき、お礼を伝えて僕は部屋を後にしたのだった。
日本でも冬になり寒くなると鼠が家の中に住みつき、台所を荒らしたりするので困ることがあった。鼠とりシートを一度試したことがあったが鼠の憐れな捕えられた姿と鳴き声に、なんとか殺さずに生かす方法はないかと考えた。それで地道に鼠を見つけては行き場を塞いで外に誘導したりするのだか、このやり方だと鼠は再び、しばらくすると家の中に戻ってきてしまう。それに まだ小さい鼠はよく見ると可愛い顔をしている。そこでなんとか共生する方法はないかと智恵を絞ってみることにした。台所の食べられると困るものは、鼠が入れないように管理して、別に鼠の住みか用の段ボール箱を用意して、中には鼠が食べれるように玄米を入れておいた。
するとそれからのこと、なぜか鼠は姿を見せなくなった。外へ追い出そうとすると戻ってきたのに、受け入れる心が、わずかながら生まれたら姿を消したのだ。
蟻も鼠も、面倒な存在だと敵視して排除しつづけたら堂々巡りになり、このような展開にはならなかったかもしれない。きっと人も同じ。敵だと思っている存在の中に、わたし自身の一部を見つけたときに、目に映る現象世界は溶解して全く新しい姿を見せてくれるのかもしれない。色メガネの外れた『ありのまま』の姿を。
※2014年3月に書いたものを加筆訂正しました。
生きとし生けるすべての生きものたちが
幸せでありますように🍀
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星詠み個人セッション
ひとりひとりが太陽☀️として生きる
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