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今週の読書記録:後半 2/13~2/16
前回に引き続き、読書記録です。
2/13(木)
「先生、今日は『絵本』のところを埋めます!」
今週から始まった、読書スタンプラリーに取り組んでいる私。今日は「絵本」のマスを埋めることにしました。
奥の棚に、表紙を見せるようにして置かれていたのが、この本。
もうじきたべられるぼく/はせがわゆうじ
以前、新聞に広告が出ていたのを見たことがありまして。馴染みからか、自然と手に取っていました。
内容が「食」に関することだったのも理由の一つです。私は給食と食べることが大好きで、食育に興味があります。それが転じて、給食を完食できるようになるゲームを制作したほどです!
「いつか読んでみたい」とずっと思っていたのです。
読んだ感想。
絵のタッチがとてもあたたかかった。
温かな雰囲気や切なさがひしひしと伝わってきました。
まぁ、少し想像と差はありました。
新聞広告で見たあらすじから「精肉前のうしさんの物語」が描かれるのだと推測した私。精肉ギリギリまでうしさんの姿が描かれるのかなーなんて考えていたのだが、違いました。
もっと柔らかくてソフトな表現。絵本だから仕方ないところではありますが。
それにしても、どこまでも優しい話だったなぁ。
心がほかほかに温まりました。
2/14(金)
ラッキーチャンス
木曜日に「もうじきたべられるぼく」を借りた際の話です。
その本の貸し出しと同時に、丁度水曜日に読み終えた「5分後に意外な結末 チョコレート色のビターエンド」を返却しようとしました。
「先生、これ返します。」
「あ、でもほしうみさん。この本は図書館の本だから、図書館で返却した方がいいわよ。」
※この本は、以前学校に移動図書館が来ていた時に借りた本なのです。
「そうか、じゃあ今度個人的に返しに行きます。」
「あ、『5分後シリーズ』読んだんだ。丁度この図書室にも、5分後シリーズが入荷されたから、借りてって!」
そういった司書の先生は、赤い印象を受ける本を渡してくれました。
それが、
5分後に意外な結末ex クリムゾン色に染まる宮殿/桃戸ハル
こちらの本です。
「5分後シリーズ」簡単に説明すると、たくさんの短編が詰まった本です。そして、全話「意外な結末」が待っています。広い世代に読まれている人気小説です。
「5分後シリーズ」は、表紙のイラストが本当に私の好みにどストライクです。シンプルでいて、メッセージがこもっているような、雰囲気重視のイラスト…眺めるだけでテンションが上がります!
今回借りた「クリムゾン色に染まる宮殿」は、切ない系とホラー系が多く詰まっていて、どの話にも胸が締め付けられました。時々クスッと笑える系が挟まれていることで、傷ついた心を癒しながら一気に読み進めることができました。ビターエンド多めでした。
一番心が締め付けられたのは「歪んだ窓」というお話です。
あらすじはこんな感じ。
ある少女は、近頃姉がある男とよく関わっていることを危惧していた。その男がふとした時に見せる冷たい表情に不信感を覚えるからだ。
姉が幸せになるために、少女は…
これぞ5分後シリーズだ!と言わんばかりの、予想できなかった切ないラストでした。それに加えてこの話は「ラストが明確に書かれていない」タイプです。読者の想像上でしかその後が描けないところも、悲しい気持ちを強めてくれます。
「思い込み」から生まれた不幸って、一番人の呪いになるな、と思いました。自分が推測していたことと事実が食い違っていた。”今”後悔している。でも、過去の自分の行動はとり返せない…
「思い込み」の恐ろしさを感じました。
それとですね、この本のラストに収録されている話「交換日記」は、夜に読まない方がいいですよ(経験者は語る)。
まぁ、私がホラー苦手だからというのもありますが…この話のラストに訪れる唐突な恐怖に眠れなくなりましたので。
是非、初見で読んでほしいです!感想教えてね。
2/16(日)
今日は、1か月ほど前に購入したままだったこの本を読み終えました。
書く習慣 自分と人生が変わるいちばん大切な文章力/いしかわゆき
実はですね、今日は一つの節目の日なんです。
今日でnote投稿、1か月連続達成です!!!✨やったー!
連続投稿31日目の今日、投稿1日目の頃に購入したこの本を読み終えることができて良かったと思います。
運命すら感じますね!
この本の特徴は、文法や構成などの「書き方」ではなく、「書くことの続け方」について伝えているところなんです。
noteやブログ、SNSでの発信など…
どうすれば「書くこと」を続けられるのか、そのヒントがたくさん得られました。
note記事を書くことって、意外と労力使いますよね…!noteを書き始めた頃は「続けられるか」がすごく心配でした。
画面の前のあなたも、きっと「書くこと」に興味があるはず。
この本は、そんなあなたの背中をそっと優しく押してくれますよ。
私の心に最も刺さったのが、「文章が『ひとり歩き』して自分を広めてくれる」というパートです。
ある日、疲れて一日中ベッドから起き上がれなかったことがありました。
「貴重な一日をなにもしないまま過ごしてしまった…」と、私はすごく落ち込んでいました。
ですが、そんな愚痴を友人にこぼしたら、「え、ちゃんと働いてたじゃん」と言われたんです。「どういうこと?」と聞き返すと、彼はこう答えました。
「実際にはあなたは寝ていただけかもしれないけれど、そのあいだにも、あなたが過去に書いた記事やツイートが不特定多数の人に読まれて、勝手に働いてくれているんだよ」と。
目からウロコの考え方でした。
私は最近、学校から帰った後の時間をそれなりにダラダラと過ごしていました。唯一続けていることといえば、noteを書くことくらい。
周りのみんなは資格を取ったり、プロジェクトを行ったりと、バリバリすごいことをしている…何となく、不安を感じていました。
自分だけが置いて行かれてるんじゃないかな、と。
そんな私にとって、この言葉は一筋の光に見えました。
「お金に働いてもらうのが一番賢い稼ぎ方」という話をよく聞きます。これは、その話に近いものがあるなと思いました。
自分が書いた文章がずっと自分を支えてくれる…
「書くこと」ってやっぱり最高!そう感じました。
「書くこと」と共に生きるあなたに、是非読んでほしい一冊です。おススメ!
今週の読書記録は以上。
気になった本があれば、読んでみてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました!