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夏休み明け初期の行き渋りっ子がすっと学校に行った方法 vol.02

この記事の続きです。

共感しつつ、彼から出てくる言葉を待った後
2人であることをしました。

これは一瞬で変わる劇的な方法ではないですし、最初からうまくはいかないかもしれません。

ですが、今から紹介する方法は子どもの自己理解を助けます。

長い目で見て、子どもたちが楽しく生きていくためにも重要なスキルになるのでぜひぜひ取り組んでもらえたらと思います。

行きたくないよ~ってなったら休んでこれやるチャンスですよ^^


1つ目:感情をキャラ化する


これは実は、このとき初めてやったことではなくて息子はすでに数回したことがあるのですが、

「感情をキャラ化する」ということをしました。

というのも、
「自分の中にどんな気持ちがあって行けないのか分からない」という状態は
さらなる不安を産みやすくなります。

そこで、感情をキャラクターとして外在化させるんです。


寂しいちゃんとか、不安君とか子どもに名前を付けさせて絵で描いてもらいます。超行き渋りっ子だった長女も4歳の頃からやっています。

これをすると、子どもはその感情を自分自身とは切り離して捉えることができます。そうすると、感情に圧倒されることがなくなります。

今自分がどんな状態かを知ることができるため、漠然とした不安も軽減します。

中には、周囲の期待や要求に過度に応えようとすることにより、自分自身の感情や欲求を抑え込んでしまう「過剰適応」の状態になっている子もいるかと思います。

また発達特性がある子の中には自分の感情を表現する、そもそも感情に気づくことが苦手なお子さんもいます。

いずれにせよ「感情にはどんなものがあるのか」を知ることは自分の心を軽くするのに有効になります。

さて、繊細な一面がある息子にどんな感情がいるか聞いてみたところ、

「不安ちゃんと寂しいくんがいる…」と話をしてくれました。

「なんて声掛けようか?」と聞くと

「久しぶりの学校で緊張するし、なんだか怖いね。」
(緊張もあるんだなと分かります。)

「うんうん、今のは不安ちゃんにかな?緊張さんもいるんだね。寂しいくんにはなんて言おうか?」

「寂しいよね。だって夏休みずっとママと一緒だったもん。学校行くまでめっちゃ遠いし、歩いていくと寂しいもんね。って言う。」

多分他にもいろんな感情が内在していますが、彼が出してくれた感情に声をかけていきます。

息子には「なんて声かける?」と聞きましたが、
初めてやる場合は「不安ちゃんはなんでいるの?」というのを先に聞いた方がそのあとかける言葉が見つかりやすい子もいます。

「わかんない!」と言われたら

「不安ちゃんがいるから『不安なんだね』と声をかけてみよう」と
共感する言葉をかけるように促します。


感情への声掛けポイントとしては
「大丈夫だよ!」「平気だよ!」と言わないこと、です。

一見よさそうですし、つい私たち大人も子どもたちに言いがちなのですが、
この2つの言葉って感情を遠回しに否定しかねない表現ともいえます。

もちろん、その人の受け止め方によってはこれが効果的になる場合もありますが。


でも、ありませんか?

例えば自分自身が子どもの発達や成長でめちゃくちゃ悩んでる時に

「大丈夫、大丈夫!」

と言われたら

「いや、どこが?」

って憤り、怒り、もやもやが湧いてきませんか?

だから感情そのままを認めてあげるために
ここも共感で声をかけていきます。

このようにキャラクター化された感情は、子どもがその感情と「対話」することを可能にします。

これが物凄く、物凄く大切なんですよね。


ちなみにいきなりこれをやる…というのは難しいと思うので
まずは絵本や映画で一緒に感情について学ぶ機会をつくることをおすすめします。

私の個人的なおすすめは
・「こころキャラ図鑑」
・「カラーモンスター きもちはなにいろ?」です。

小学校中学年~くらいなら「インサイドヘッド」の映画を一緒に見るというのもいいかも。


息子はここまでで随分落ち着きました。

そして「今日どうしよっか」と聞くと

「いや、行ける!やっぱ行く!」と言って急いでご飯を食べて
迎えに来たお友達と一緒に学校へ向かっていきました。


2つ目:子どもの感情をヒントに自分を見つめる

ここまでいろいろ書きましたが、一番最初にやってほしいのは次の2つ目です。

むしろこの2つ目ができないと、いくら1つ目を頑張っても
また行き渋りが出てくる可能性があります。

行き渋りが出なくても
別の形に変わって問題となって出てくることもあります。


2つ目の方法は公式LINEでお伝えしています。

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明日のあなたとお子さんが笑顔になれるきっかけになれたら幸いです。

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