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アジア現地採用エッセイ

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2020年5月の記事一覧

シンガポール人と働いて気づいた日本がしんどい理由

つらいししんどい、毎朝起きるのもうイヤ。 でもきっと働くってこういうものなんだ。 28歳のとき、しんどさを抱えながら日本で働いていた私は、未経験でいきなりシンガポールで転職をしました。 日本以外での就労経験によって、今まで当たり前だと思っていた仕事や働き方から解き放たれたというか。 生きることがすごく楽になりました。 私の仕事観をガツンと打ち壊してくれたのは、2人のシンガポーリアン。 今回は、その2人にまつわるエピソードと、そこから体得した仕事観についてのお話です。

シンガポール現地採用の書店員 <やりがい>そして<燃え尽き>

日本を離れて見つけた理想の職場で燃え上がる現地採用という選択。 それは自由な働き方を追求しつづけて辿りついた。 なんの保証もなくても、今すぐ海外に行って働きたい。 フットワーク軽く仕事も趣味も楽しんで、いつか次の道を見つけたらまたすぐに方向転換したい。 という軽い気持ちで片道切符で飛んたシンガポールで、3年半働いた。 日系書店の日系書籍担当。 エプロンをつけてレジを売ったり本を並べたり、宣伝用ポップを手書きしたり週末に読み聞かせイベントを開いたり。 朝起きてから夜寝るま