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脳腸相関ということで、ASD疑惑息子(3歳0カ月)の食育とサプリについて

栄養療法


発達に凸凹がある子や情緒などが不安定な子のママさんで、食からのアプローチをしている人は少なからずいるのではないかと思います。

この本はなかなか面白かったです。発達障害に限らず、子どもにはどんな栄養素が必要で、子どもの困った症状の原因はどんな栄養の不足と関係するか、とか、身体のどんな不調と脳の不具合が関係するか、食やその他のアプローチ方法などについて、非常によくまとまっていました。

近年発達障害と診断されている子の中には、栄養からのアプローチで劇的によくなる子はけっこういるだろうなぁと納得できます。

いっくん(3歳0カ月)の場合

ただ、うちのいっくんの場合は、言葉やコミュニケーションのスキルはごっそりと抜け落ちておりますが、
・アトピーやアレルギーのような免疫疾患は無い。
・愛着は形成出来ている(むしろママへの依存がひどくてベタベタしてくる)し、情緒はわりと安定している。
・偏食はそんなになく、むしろどんどん食べられるようになっている。
 嫌いなものは生の果物や野菜くらい。具だくさんみそ汁のほとんどの具を食べてくれるようになってきたので嬉しい。
・癇癪も基本的にない。ニコニコしている。母と離されて泣いたりするくらい。
・身体の発達の遅れはあまり気にならない。むしろすごく良く歩く。
・多動、感覚過敏、睡眠障害など、よく聞く自閉症と併発する症状をあまり感じない。昔は痛みへの鈍麻があるように思ったけれど、今はより敏感になった気がする。

というところで、食べ物や環境毒からの悪影響はあまり受けていないかなぁと感じられます。
本当に、認知特性(脳機能)の問題かなぁと。

※母親のカンです

腸と脳の慢性的な軽い炎症の可能性

ただ1点だけ気になるのは、3歳になった今でも便が緩いこと。
上の子たちは1歳過ぎたら割と堅めのう〇ちをしていた印象で、オムツに出ても、トイレにぽとりと落として綺麗に処分できたけど、いっくんはいまだにねっとりべっとりとしているのです。
「わあ!お兄ちゃんらしいう〇ちが出た!」ということも何度かありましたが、数える程度…

これはいっくん、おそらく慢性的に腸が弱め。

自閉症(ASD)の子どもは、脳が慢性的に軽い炎症を起こしている可能性があり、それが脳の過発達、シナプスの刈りこみが行われない、などの影響を与えている可能性があります。
腸と脳は繋がっているので、いっくんは腸壁と脳が軽く炎症を起こしている可能性があるなぁと思いました。

また、先日、自閉症の超男性脳仮説について書きましたが、男性ホルモンのテストステロンは炎症やストレスを制御しにくくするそうで、いっくんは胎内にいた時から炎症物質に触れていた可能性があると考えられます。そして、わたしの感覚的にはそれはあっただろうと思います。

そうでなくても男の人はテストステロンのためか、胃腸が弱めですよね?同じものを食べても、パパだけお腹にくるとか、同じものを食べているのに、パパだけ便が臭いとか(笑)うちの夫も腸は強くありません。

我が家の食育(?)

ちなみに我が家は、市販のお菓子やパンも食べますが、お米や調味料にはこだわって、まぁ、そこそこ気を使っています。

特別栽培の玄米をそのつど3分付きにし、雑穀を混ぜたご飯を食べているし、だしや調味料は天然のものを使っております。

また、油は米油、オリーブオイル、ごま油しか置いていません。油は細胞膜や脳の構成材料である脂質の原料になりますので、何を選ぶかは重要そうですし、いい油をしっかりと摂る必要があります。
揚げ物をつくることもたまにありますが、その時もこめ油を使います。

上の子たちは小さいころから朝食はパンが多かったんですが、小麦のグルテンが腸に悪いと知り、最近はいっくんにはなるべくあげないようにしています。
いっくんはパン食は週に1度朝食に食べたりする程度に減ってきました。
子どもは菓子パン大好きなんですけどね…。

麺も週に2~3回くらいです。こども園の給食に出ることもあるし、週末のお昼ごはんが麺類になることがあります。

ただそれ以外は基本的に、ごはんとお味噌汁と…という食事にしています。

こども園でもすごく良く食べている様子です。

ジュースは多くても1日1杯。果汁ストレートのジュースかカルピス。
糖分があるのでカルピスは控えめにw
牛乳はアンチなので飲ませていません。牛乳のカゼインは腸の粘膜によくないです。

おやつは生協の子ども向けのをあげたりすることが多いかな。添加物はそこそこ気を付けていますが、そこまで神経質にはなっていません。

どう改善すればいいか

身体に悪いものを省き、食事に気を遣うのが基本です、と上記の本には書いてあります。
グルテンやカゼイン、加工食品や砂糖などを減らす、ということが何よりの基本だそうです。

完全には出来ていませんが、わたしも心がけるようにはなりました。


更に、改めて取り入れようと思ったことがいくつかあります。

①天然のお出汁を与える

ダシにはたくさんのアミノ酸やミネラル、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅などが含まれていて摂取することができます。

なるべく具沢山の味噌汁をつくったり、ごま昆布などを与えようと思いました。
煮干しとかじゃことかだと、カルシウムや他のミネラルもたくさん摂れますね。シラスは良く与えていたけど、もっといろいろ小魚系を増やそうと思います。

②ビタミン類(補助食品)

また、いっくんは野菜を食べる量が圧倒的に足りない印象があるので、ビタミンを摂れる子ども向けのグミみたいなのを使い始めました。

特に必要と感じているのはビタミンB群です。炎症を取り除く作用があるとされます。

私が使いはじめたビタミングミには、ビタミンA,B2,B6,B12,C,D,葉酸が含まれたものです。グミなので砂糖は入っていますが、アスパムテールなどの甘味料がないものならまだいいだろうと思って選びました。


③脳の発達を助ける脂質系(ホスファジルセリン、DHA、ギャバ、カルシウム)

なごみプラスというヨーグルト味のものを使っています。

ホスファジルセリンは落ち着き成分だとか、脳のシナプス接続を助けるとか言われていて、どちらかというとADHD向けなのかな?とも思いますが、うちは美味しいみたいで食べているのでなんとなく続けています。

あるASDの女性が、YouTubeでDHCの「さえざえ」という製品がすごく良かったと言っていたのも見ました。
なごみプラスもこれに成分が近いです。

これは、ビタミングミよりもずっと前から使っていて、もう4~5ヶ月経ったかな?効いているのかはよくわからないのですが、いっくんが癇癪が激しいとか多動とかの傾向が見られないのはこのお陰なのか、もともとなのか…?という感じです。
感覚として、いい影響を与えている気がするので、続けています。


④身体や脳を健全に保つ亜鉛

自閉症スペクトラム症の子どもは毛髪ミネラル検査をすると亜鉛が足りないという研究結果がいくつもあるそうです。

神経伝達物質に不可欠で、脳の機能を高めたり、タンパク質と繋がってその代謝を促します。身体全体を健全に保つのに必須なミネラルとのこと。

亜鉛は肉や魚からも摂れるけど、いっくんも多分足りないなぁという印象なので、子ども用のものを探していますがなかなかこれといったものがありません。

今のところ、きな粉のこれにしようかなと思っています。
お正月にきな粉餅をあげたらすごく喜んだので、ご飯にかけたりしようかな。

それか亜鉛のサプリ(錠剤)をジュースに溶かす、とかですかねぇ。いい方法あれば教えてくださいm(__)m

おわりに

これらの栄養療法は最近始めたばかりなので、今後も便をしっかりチェックしつつ、また経過報告をしたいと思いますm(__)m

普通の子育てにも大切な考えだと思うので、やって損はないだろうというのと、腸の粘膜が弱いと栄養をあまり吸収できないようなので、余計にプラスしなければ、と考えております。

わたしが使い始めた商品はあくまで私が選んでみた、というだけで、効果を保障するものではないので、各自の責任でお選びいただければと思います。



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