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わたしが上野響平選手を好きな理由

プロローグ


「なんでわたしは高知行きの夜行バスを待っているんやろなぁ」と梅田のバスターミナルで待ちながらふと我に返って思ってしまった。

高知に行く理由は、オリックス・バファローズのキャンプに上野くんを見に行くこと一択なのである。

じゃあなんで、茶野選手でも紅林選手でも廣岡選手でもなく上野くんなのだろうか。というところまで思考がたどり着いた。

有名選手の応援をしていたほうが、来季の保証も試合に出る保証もあるから精神的にも楽と、昨年のトレードで思い知らされたはずやん。
なぜ、また来年いる確約できない育成選手を応援しているんだい?

…と心の中の悪魔がささやいている。

ええやん、上野くんが好きなんだからさ。最初は別の選手が好きであったとか関係ないやろ。興味は3月からあって、その頃から大量にカメラにも収めているんだから。

と、このままだとらちがあかないので、上野くんを応援している理由を改めて考え直しながらスタートした、わたしの高知への旅。夜行バス内で考えたことと、キャンプでの所感も交えながら、好きになった原点に返ってみようと思います。


わたしが上野くんを好きな理由

上野くんってどんな選手?

申し遅れましたが上野くんとは、オリックス・バファローズの上野響平選手のこと。昨シーズン(2022年)オフに日本ハムから戦力外通告を受け、トライアウトを経てオリックスに育成選手として入団した背番号124の選手。もうずっと上野くん呼びしているので、ここでも上野くん呼びで許してください。

舞洲にて

入団のニュースが流れてきたときは、「ファイターズのトレカアプリでよく☆1☆2引き当てていたよな」「そういえば数年前に、京都国際高校で守備が上手な選手がいると騒がれていた気がする」くらいの認識でいました。

まあ実際そうでして、守備がとても上手です!
当時の週刊ベースボールさん評も言ってますね。

遊撃手の守備力においては「関西No.1」の呼び声があり、打球判断、捕球、送球までの流れには一切のムダがなく、取れるアウトを確実に取ってくれる。チームでは一番打者で主将を務めた大黒柱。打撃はまだ非力な部分も否めないが、粘り強くシュアな打撃が持ち味。大化けの可能性も秘める潜在能力抜群の逸材。

https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=103-20191017-28

守備はうまいからあとは打撃さえ良くなればという認識で、シーズンに突入しました。

余談ですが、似たような時期に石川亮選手がトレードで日本ハムからオリックスに入団したんですよね。
応援するなら石川選手だなと思っていた昨年の自分へ。バリバリ上野くん応援しているぞ。

応援を始めたきっかけ

上野くんを応援し始めたきっかけは大きく分けて以下の2点だと思います。

  1. 先輩のE選手がかわいがっていた

  2. 練習試合の打席

1から説明していきます。

もともとファームに通っていた目的が、先輩内野手のE選手でした。その選手のニックネームから便宜的にE選手と呼ぶことにします。

実はE選手は訳あって応援止めたんですよね。戦力外になったのでもうどのみち応援できないですが。

E選手の人柄は本当に良くて、上野くんに話しかけたりアドバイスしたり、構いにいったりという姿をよく見かけました。E選手自身も移籍経験者ということもあり、気にかけてくださっていたのかもしれないですね。

E選手と上野くんは9歳差かつ、身長差も16cmあったので(E選手188cm、上野くん172cm)、上野くんが弟のように見えてかわいいなというのが、1つ目のきっかけです。かわいいという表現はふさわしくないと思いながら今日に至っていますが、それ以外の表現が難しいです。上野くんごめんなさい。

2はもう自分で振り返っておきながら意味わからないです。

打撃が課題というのは先述しましたが、開幕当初はそれが目に見えて分かりました。

ファーム開幕当初はファーム公式戦にはそもそもあまり出ていなくて、ベンチにちょこんといる感じで。たまに試合終盤に出ていた記憶はあります。紅林選手が不調でファームにいたことや、守備位置が大里選手とかぶっていたこともあって本当に出番が少なかったです。

ゆえに社会人野球チームや独立リーグのチームとの練習試合に打席が多く充てられていました。

社会人チームと言ってもプロに入るような強い選手もいますし、独立リーグと言えども素晴らしい選手はいるわけで。今年のドラフトで徳島インディゴソックスや富山サンダーバーズからたくさん指名がありましたが、独立もそれだけレベルが上がってきてきた証拠。たまに「プロ野球選手が独立や社会人野球チームに負けるなんてけしからん」と言う人いますが、彼らを侮るなかれ。

話を戻しますね。

そんなわけで独立や社会人と言えども強い投手と対戦することもありまして。

4月の上野くん、打つ日は打つけどそういう日に限って信金スタジアムがゆえにスタンド開放していなかったという。練習試合ほぼコンプリートしましたが、体感打ちまくっているイメージがありませんでした(ごめん)。

言い方はとても悪いですが、バットに当たらなくてすぐ凡退してなんかイラついてない?見た目怖いし…というのが正直なところで。

4月の上野くん

人を見た目で判断するのは良くないですし、日本ハム時代のことを知らない奴が印象で判断するなよという話ですが、4月は近づいたり話しかけたりしたら怒られるのではないかくらい思っていました(ごめんなさい)。

震えあがっていたのに何を思ったか「へぇ~治安悪そうだけど面白そうな子やん。E選手がかわいがっているし応援しよう!」という「なんでそうなるねん」という思考に至りました。これが応援しようと思った2つ目の理由です。

その思考のおかげで今があるんですけれどね。

好きなところ

書きたい好きなところはたくさんありますが、高知キャンプに行って改めて感じたことも含めて話していきます。

主に以下の3点です。

  1. 笑顔

  2. 二遊間のかっこいい守備

  3. しっかりしているところ

①笑顔
上野くんのことを生で見るのは初めてだった野球友さん(高知キャンプで一緒に行動させて頂いた)が「笑顔が素敵!」と言ってくださって、真っ先に思い浮かびました。

それもそのはず、この笑顔。

TEE打撃練習のときのです
(2023年11月15日、高知市東部総合運動場野球場にて)
コーチと話しているとき

初見の方に「素敵ですね」と言わしめるこの笑顔。

この笑顔なかなか見れないのですが、見れたらそれだけで「交通費回収ー!来てよかった!」と舞い上がるオタクが観測されるくらいには幸せです。

舞洲にて(2023年11月)
ファーム最終戦挨拶。左は仲良しの平野大和選手です。

この笑顔を来シーズンもたくさんカメラに収められたらなと思います。

②二遊間のかっこいい守備

今まで投手と捕手にしか興味がなかったわたし。社会人野球ですら二遊間・三遊間を見るまでにしたのが上野くん。

西武の源田選手の守備に「源田たまらん」と言う人々の気持ちが理解できるようになりました。

動きが軽快で、守備練習を見るだけで楽しいです。
「(前文略)守備でお客さんを呼べる選手になることが目標です」と仮契約後に話していた記事を読みましたが、「守備を見に行っているオタクがここにいますよ!」と声を大にして言いたいくらいには守備に惹かれました。

記事はこちら(高校3年生の上野くんかわいい)

なにより守備をしているときに本当に楽しそう、かつ生き生きした表情で、見ているこちら側も楽しいです。

以下、守備の写真です。

リチャード選手を刺したところ
(2023年7月22日@タマホームスタジアム筑後)
併殺を完成させたところ@ナゴヤ球場
捕球練習@舞洲(楽しそう)
高知キャンプ課題練習
(高知市東部総合運動場野球場サブグラウンドにて)

③しっかりしているところ

「人間的にはどんな人なんだろう?」と興味をもったオタク。
インスタを覗きました。推しがいたこともあり日本ハムの選手のアカウントを大量フォローした中にいました。グッジョブ過去の自分👍

2020年12月29日の投稿↓↓

2021年3月27日の投稿↓↓

上野くんの出身高校は京都国際高校です。朝鮮にルーツのある学校で、甲子園出場当時、いろいろ言われていた記憶は高校野球を見ないわたしにもあります。

下手すればネットで炎上する可能性もあるシビアなことに対して、当時20歳そこらの若い選手が自分の考え・思いをOBとしてしっかり述べているんですよ。

わたし自身、中学・高校の英語教員免許を取得するにあたって国際理解の勉強をして、朝鮮の文化も学びました。そういう立場の人間から見ても上野くんが言っていることは至極まっとうで。

芯をしっかりもった、人間としてもしっかりした選手なんだなと感動しました。そういう選手として彼を見ています。

おわりに

わたしが上野くんを好きな理由を書いてきました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
上野くんのことを少しでも知っていただけたなら幸せです☀

まだまだ話し足りないこと・知ってほしいことがたくさんあるので、今年の遠征や試合について引き続き記事を書いていこうと思います。

とてもかっこいいです✨

※写真はわたしが球場で撮影したものです📷


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