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教壇に立ち続ける ① 新年度の目標【note限定記事】

新年度が始まりました。私の授業はいつになったらできるのでしょうか……心配が募ります。どうも星野です。
今日も連続投稿日。ひとつめのお題はマガジンを新しくして開始する「新年度、教師として自分はどうするか」という決意表明に近いものから。
1日1本プロジェクト進行中。いいなと思って頂けたらサポートをお願いします。Fantiaとminneもありますのでどうか……どうか……。

今年の個人目標は、「マルチな専門家になること」としました。こちらの記事で言及した内容です。


最初は私の「読み」を提示することで生徒に批評の仕方や思考の際の着眼点、記述の方法など基礎的な内容を指導します。それを「マルチタイプ」、つまり教養を身につけさせることを目標とした教科横断的な授業を展開するということです。これは昨年できるようになったことです。その後、完全に「専門家」として生徒に「作品そのものを教える」ということに挑戦してみたいと思います。具体的には作品の先行研究などを示して、批評をできるか/できないかという観点で授業を進めるということを考えています。生徒の自由な思考と発想をサポートし、あくまで専門的知識を持ったファシリテーターになることを目指そうと思っています。

そのためにすることとして、まずは自分の知識を深めていくことが必要だと思うので、文学理論の本を読んで実際の授業に活かしたり、図書館の情報を活用するための資料を作成したり、記述の仕方を教えるための方法論を指導書・参考書から得たり……といった活動を予定しています。現状外出自粛などでモノも手に入らない状況ですし、なによりお給料が入るのか全く見通しが立たない現状で、財政的にも苦しいのですが、なんとかして本や情報を手に入れるつもりです。

現在やった教材研究はこちら。井伏鱒二の『山椒魚』です。これから専門書や論文を読んで、定時制3年生の現代文、最後の授業に向けて最終調整をかけるつもりです。
私の板書は字がみっちり書いてあるタイプなので、図解などもやってみたいと思っています。そのためにももっと勉強しなければならないのですが、いかんせんお金がないという……。
そこは工夫でカバーするしかないので、情報など教えてくださる方がいらっしゃればコメントを残してくださると助かります。

新しい年度に入り、評価規準が大きく変更になりました。「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点から成る観点別評価に高校も変わります。
私は昨年度も観点別評価を行って、そのうえで最終的な評定を出していましたが、点数のつけ方がいまいち統一感がないというか、同じランクの評価になった生徒の間で「この子は○○が出来ていなかったからちょっと引くか……」「この子は○○ができていたからちょっと足すか……」とムラがあったのが問題だったので、そこを厳格に改善していきます。
テストも、書式はよかったものの内容が精査できていなかったという反省があったので、そこも改善します。具体的には「学んだ内容をすべて活かせば解ける問題を作る」「流れを意識した設問」の二点を重点的に改善する予定です。学んだ内容を活かして解かせるために、教科書の内容を私自身がどこまで正確に読み取れるかも問題になりますが、目標というかメッセージのある授業・作問をしたいと考えています。そのために今は様々な大学の入試問題を解いて、分析することをやっています。駿台のデータを使っているので家でできるし、一石二鳥です。参考までにリンクを貼っておきます。

これらの授業・テスト・評価のすべての面で改善を図っていき、生徒にとっても私にとっても実りある年度にしたいと思っています。今年度から全日制でも授業を受け持つので、そちらの授業の仕方を学び、研究し、生徒の様子なども観察しながらやっていきたいと思っています。とにかく自分が健康で過ごすことが今のところ最優先で大事なので、ゆっくり体と気持ちを休めつつ新年度に向けて頑張る所存です。

それでは、また。近いうちに。

今後の執筆の糧を頂戴できれば幸いです。お気持ちだけで結構です。