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【一体】オリジナリティとかいう実体のない概念さんの癖に創作続けていく上で絶対後々壁になってくるものをどうにか自分なりに解き明かしてみたかった件【何なん】

タイトル通りです。
いや何とか明文化できんもんかなーと常々思っています。
物を創ってご飯食べてる人とか言われがちな言葉で二位くらいには来そう。


本ッ当に自分の拙い人生経験の中でふわふわ考えていることなので、聞き流してもらって一向に構わないのですが(異論は大いに認める勢)、個人的にはオリジナリティって、その人がそれまでの人生で何に影響を受けてきたかはもちろん、それをどういう塩梅で作品にアウトプットしていくかっていう、〝配合の仕方〟に現れるんじゃないかなーって思ってます。

影響を受けたもののジャンルが幅広ければ広いほど、作品を生み出すときの配合に使われる要素が増えて、より細かく細分化されていった先に誰とも一緒の配合でない=その人だけが持つオリジナリティが立ち上がってくるのではないか、と。

何に影響を受けてきたか、を、自分なりに申すなら、何を摂取して生きてきたか、という言葉が一番近いです。

何を美しいと思い貪欲に摂取して行ったか。
何を美味しいと思い食べ、この身体、思考、嗜好を作っていったか。

私は、ひたすらに美しい中に少しのほの暗さやおどろおどろしさが見え隠れして滲んでしまっているようなものが好きです。絵画でも音楽でも映画でも。
具体的には酒井駒子さんや宇野亜喜良さん、ヒグチユウコさん、ギュスターブモロー、ルドン、ビアズリー、エドワードゴーリー‥本当たまらない。

美しいをずっと追求して研ぎ澄ませていったらなぜかピントが合い過ぎて歪んでしまった、その、ただひたすらに綺麗の輪郭から半歩はみ出たその部分にこそ惹かれる、ビリビリする。

その一方で、しっかりディズニーやサンリオも好きです。
いや大好きです。
サンリオだと特にキキララが好き。
ピンクに水色ラベンダーユニコーンに羊、どこまでもふわふわな世界、こちらも本当にたまらねーや。

下半身が蛸のキキララグッズが出たらおっ公式どうした中の人が病気か?だし(昨今のサンリオの攻めっぷり考えたら絶対に無いとは言い切れないのだがそれはまた別の話)、太い筆致にパステルピンクやペールラベンダーで塗りつぶされたサロメが発行されることは恐らく今後もないでしょう。
雑だけど、さらっと鑑みたときにうん交わらないねってなるここら辺が、いわゆるジャンルの振れ幅。

しかし、両者を共に好きと感じ、摂取してきた人間はここにいる。
そして、その人間が自分が美しいと思うものを追求して作品を作るとき、そのアウトプットされたものには、交わらなかったはずの両者の要素がどちらともなく滲み出てくると思うのです。

この筆致の繊細さはビアズリー好きだと言われればなるほど、色味のまろやかさからはキキララを、全体に降り注いだ光の加減具合は言われてみればディズニーのクラシック期じゃないか、という風に。
(例えをわかりやすく巨匠ばっかりにしてしまったせいで随分不遜な発言に‥例えです例え)

そして実際には、そこに滲み出るものがビアズリーとキキララとディズニーの三極化なんてことは当たり前になくて、耳をすませばも幽遊白書も椎名林檎もぶち込まれていたりします。

ビアズリーっぽい絵を描いている人はビアズリーっぽいねと言われるでしょうし、キキララぽい色が好きな人はキキララ好きなんだねと言われる。
でもそこで、ビアズリーぽくてキキララぽくて耳をすませばで幽遊白書のエドワードゴーリーが出てきたら、っぽいという言葉では括れなくなり、それらが混ぜ合わさっていたその何かは最早その人だけの世界=オリジナリティーのあるもの、になるんじゃないかと。

そんなことを懇々と切々と時に揺蕩うように考えながら。
何を摂取してどの塩梅でアウトプットして行くか、は、昨今良く聞くブランディングの話にも繋がりそうだなと思い至って見たり。

そんな夜でした。
(にしてもなんだって全部カタカナなんだろう‥レジュメとかも何?ってなる‥)

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ビアズリーとエドワードゴーリーとキキララとディズニーが好きな人間が作ってる商品のサイトがこちらです。
私も好きだ〜ってなった方(そうでなくても!)みて頂けたら嬉しいです( ´∀`)




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