
金融機関もクラウドファーストへ
セキュリティの観点から、中々進まなかった金融機関のクラウド移行。
それが最近、勘定系システムのクラウド移行が進行しています。
メガバンクはまだまだですが、中小規模の金融機関から動きが見えてきました。
これには、年間10億円の経費削減以外にも理由がたくさんあります。
例えば、BaaS(バンクアズアサービス)の登場です。
世界では、BaaS企業が日々増加しています。
BaaS企業とは、金融機関が提供するサービスや機能をクラウドサービスとしてAPIを介して提供する事業をおこなうベンダーです。
彼らの登場により、進化を迫られるのが金融機関です。
APIを外部へ開放し、フィンテック企業と連携し、新たな付加価値をつける。
それにより、BaaSが普及した際に競合の一歩先をいく事ができます。
この前準備として、システムのクラウド移行が重要となってきます。
以前、クラウド移行はなくなり、オンプレミスに戻る(オンプレ回帰)が話題になりました。
しかし、世界の動向を見る限り、それはもう話題にはならないでしょう。