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ちゃこさんの微炭酸恋愛エッセイがkindle書籍になったよ!

みくりや佐代子さんこと、我らがちゃこさんが今日kindle書籍を出版された。発売日、そうだ今日だ!とTwitterでの広報を見てすぐに購入し、あっという間に読み切った。でも足りない。全然足りない。もっとちゃこさんの文章を読んでいたい(本の内容が少なすぎたというわけではないです)。

書籍タイトルは、『あの子は「かわいい」をむしゃむしゃ食べる~恋をやめられない私たち~』という魅力的なもの。表紙のアンニュイな表情の女性に、ひどく心惹かれる。この女性のイラストはやはりnoteクリエイターであるmsy.さんが手がけたそうだ。

この本には、ちゃこさんがご自身の若い頃、経験された恋愛についてのエッセイが15本収録されている。どれも淹れ方を間違えたコーヒーのようにニガくて、シャボン玉みたいにはかなくて、でも、読み終わったあとは味の濃いキャラメルみたいに甘さが舌の上から消えない、そんな切実な15編だ。

とりあえず、興味を惹かれた人は買ってください。

読みながら考えていたのは、私の恋だって、ろくでもなかった、ということだった。10代終わりから20代前半の恋の思い出は、そりゃもう痛すぎて、バカすぎて、みっともなさすぎて、思い出すだにじたばたせざるを得ない。

そして私は見栄っ張りだから、そんなこっぱずかしくていいところがどこにもないような恋の思い出も、砂金を泥のなかから見つけるようにして、きらきら光るものだけをすくいあげて、小説にしたりする。私の書く恋の小説はきれいだ。きれいだけど、逆に、そんなものばかり書いていると、ちゃこさんのこのエッセイのようなひどく「生(なま)」で「転んで泥のまだ残る傷跡をさらけだす」ような書きぶりに、自分の作品には決してない強い魅力を感じて「すごい」と尊敬してしまう。

だいたい、ちゃこさんの、なんていうんだろう、大手企業のCMにバーンと出てきそうな名コピーが、さらっとエッセイの中にさしはさまれている、その卓越した文章力が、私はうらやましくてならない。

私は、泣きながら、私以外の全員が悪いことにした。
ただ都合が良い、それだけでその人の夜をこれまで身勝手に扱っていた。相手も人間で、相手も感情があって、相手にも限られた24時間しかないことをずっと前から考えるべきだった。
きっと床に散らばる恋や愛に似たまがいものの過去が、靴の裏に刺さっていても気にも留めないんだろう。
そう思っているのが私の方だけだったらいい。私だって少しくらい傷つくべきだから。

こんな言葉たち、鋭利で冷静で、ぐっと人の心をえぐってくる本音の言葉たち、さらっと書けると思う!!!!!?????

簡単に書けるよ、と思った人はどうぞやってみてください。とんでもなく難しいから。

少なくとも私にはできない芸当だ。言葉に対してのセンスとか勘が非常によくないとやれないと思う。

この本、もっと多くの人に届けばいい。ちゃこさんの言葉を必要とする女性は(男性も)日本中にたくさんいると思う。

とにかく、届け、届け、と思う。

この本を、ちゃこさんの言葉を、必要としている人のところまで。

痛い恋にのたうちまわっても、一人寝の夜がさびしくても、この本の言葉はあなたのそばにある。

ちゃこさん、応援しています。また本をつくってくださいね。楽しみにしています!!!

ちゃこさんの宣伝noteも見てください。

note公式さんからのリリース情報。

最後に、もう一回、みんな買って損はないよ!これからブレイクする人に立ち会えるから、ぜひ!




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