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親の祈り

星とおひさま葉山里山の学校の顧問・スクールカウンセラーとして、子どもたちと保護者、そしてスタッフたちに、いつも優しく寄り添い、慰め、励ましてくださる大賀たえ子先生から、「親の祈り」というキリスト教の神父様が書いた詩の翻訳を頂きました。

親の祈り

神様
もっと良い私にしてください。
子どもの言うことをよく聴いてあげ
心の疑問に親切に答え
子どもをよく理解できる私にしてください。

理由もなく子どもの心を傷つけることのないようお助けください。

子どもの失敗に冷たい言葉を言ったりせず
子どもの小さな間違いには目を閉じて
良いところを見つけさせてください。

大人の身勝手な判断や習慣で子どもをしばらないように
子どもが自分で判断し、自分で正しく行動していけるように
導く知恵をどうかお与えください。

感情的になって怒るのではなく、
いつもあたたかな言葉で正しく注意していくことができますように。

道理にかなった希望はできるだけかなえ、
子どものためにならないことは
きっぱりと話すことができますように。

無意識にでる意地悪な気持ちを取り去ってください。
子どものことで不平や不満を言わないように助けてください。

大人が間違ったときには言いつくろったりしないで、
きちんとあやまる勇気をお与えください。
子どもといっしょに、私も育ててください。

子どもが心から私を尊敬し、慕うことができますよう、
子どもの愛と信頼を受けるのにふさわしい者としてください。

子どもも私も、神様によって生かされ、愛されていることを知り、
他の人々の祝福となることができますように

Luis Kanngas 作
大賀たえ子 訳

大賀先生はよくおっしゃいます。
子どもを授かったから「親になる」のではなく、子どもを育て、その成長を見守りながら「親になっていく」。
子どもが3歳の時は、それまでの子どもの成長が、私たちを3歳の子の「親にしてくれた」。
子どもが10歳になったら、その子がまた私たちを10歳の子の「親にしてくれた」。

これは、子どもが何歳になっても、大人になって孫が生まれても、私たちはその子の「親であり続け、親として成長していく。」
私たちは「親になる」のではなく、いつまでも子どもが何歳になっても、子に寄り添い、その成長を見守り続けているうちに、子どもが私たちを「親にしてくれる」のだということを。


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