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ノウハウゾンビにならぬよう
この世には、ノウハウを探し求めさまよう「ノウハウゾンビ」がたくさんいる。
「どこかに自分とぴったりあった成功法則があるんじゃないか!?」
そう思ってしまう気持ちもわからなくはない。
問題があれば、必ず答えがある。そして法則もきっとある。学校のお勉強は常にそうした世界だったので、なかなか切り替えができないのも無理はない。
少し前にこんなツイートをした。
回復期からメンタル疾患を少しでも良くしようともがいてたとき、うつ病以外の人の体験談もたくさん読んだ。
— ほっしー@メンタルハッカー (@HossyMentalHack) July 20, 2020
大切なのは「うまくいった人たちが語っている中から抽象化」なので、何病なのか?とかはそこまで重要じゃない。
そして重い軽いってのも、重要じゃなかったなー。
これは成功法則とか好きでビジネス書読みまくる人にも当てはまる話やと思うけど
— ほっしー@メンタルハッカー (@HossyMentalHack) July 20, 2020
「自分とぴったりあったノウハウ」なんか存在しないからね。
抽象化と具体化を繰り返していく中で、「自分にぴったりあったノウハウ」を作って金型化していく作業なんよ。
病気を治すことも、ビジネスを成功させることも…。どちらも本質的には同じ。
抽象化と具体化をひたすら繰り返していく。
①情報収集・整理・抽象化
まずは抽象化。ひたすら情報収集をして整理する。立場が違うのに共通して同じことを言っているなら、それはその分野では絶対的に必要なもの。
言い回しは違うけれど、文脈的にはきっとこういうことだ。というものは抽象化して整理しておく。おそらく必要なもの。
これはこの人しか言ってないな…というものは、あまり重要ではないのかもしれない。ただし、自分の性質に合っているなら取り入れた方が良い。
ここまで行った抽象化の整理も、必ず正解しているか?と言われればそうではない。まずは深く考えずに整理、抽象化していき、自分専用のノウハウの材料として保存しておこう。
②具体化・行動・振り返り
具体化はそのままで、自分のケースに当て嵌めたというはこういう感じかな?ってこと。そして実際に行動を起こしてみることで、成果を観測する。
ここで注意が必要なのは、自分の分野は平均的にどれぐらいのスパンで成果が出るのか?もちゃんと知っておくこと。
例えば私はブログで飯を食って行こうと決めた時期があったが、「3ヶ月たっても売上が上がらない」とよく嘆いていた人がいた。それは流石に調べてなさすぎる。4ヶ月程度でサラリーマンの月収ぐらい行った人は1人だけ知っているが、他の人たちは短くて1年、長い人だと3年はかかっている。なので私は2年とスパンを区切った。
少しずつ成果が見え始めた段階で、自分にとって「どのノウハウが有効だったのか?」を振り返る作業もしっかりやろう。いくつか必要のなかったものも見えてくるはずだ。
①情報収集・整理・抽象化
②具体化・行動・振り返り
③ ①に戻る
これを繰り返すことで、自分の中の金型が出来上がっていく。一度金型が出来上がってしまえば、新しい分野に挑戦するときも「大体こんな感じかな」と想像ができるので楽に取り組むことができる。逆に言えば、「これは絶対に自分には向いていない」こともわかってしまう。
ノウハウゾンビを卒業し、職人になろう。
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![ほっしー@メンタルタップ代表](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/3183809/profile_23d36ff903c872ca3a80d991c67d5f9e.jpg?width=600&crop=1:1,smart)