
小説・アニメ・漫画は「傑作」が大嫌いだ。「駄作」が好き。心が揺さぶられないから。
小説・アニメ・漫画……これらストーリー性のあるものは、感情移入しすぎる。
1つの作品を見終わるまでその世界観から抜け出せなくなる時がある。
ストーリーが味わい深く、名作と感じるほど現実に戻れなくなってしまう。
エルフェンリート
精神的にすごく落ち込んでいた時に見たのであまり覚えていないが、とにかく暗かった。
最初から最後まで暗く、グロく……。
もう一度見ることはないかな。
ギルティクラウン
絶望と希望が繰り返し襲ってくるアニメで、双極性障害とは相性最悪(笑)
次に紹介するうしおととらもそうだった。
うしおととら
このアニメ、昔、友達の家に漫画があって、ちらっと読んだ時にバトルが面白かったな〜というぼんやりとした記憶+Amazonプライムビデオ使ってなさすぎだなぁという安易な気持ちで再生ボタンを押してしまった。
どんなアニメかというと端的にいうとひょんなことから出会った妖怪「とら」と獣の槍を偶然手にした男の子「うしお」が世界平和のために頑張るという話。
伏線や、友情、愛情、人間と妖怪の協力、そして世界観。
よく完成されたストーリーだと思う。感動して何度か涙した。涙腺が弱いのは年をとったからという理由もあるかもしれない(笑)
傑作は後味がいつも悪い
いずれにしても、ストーリー性のある作品は心に刺さってしまう。主人公と自分を比べていかに自分がちっぽけな存在であるかと、ネガティブになってしまう。
アニメの主人公と自分を比べるなど、くだらなすぎて反吐が出る。
でもなぜだろう。心が揺さぶられるアニメほど、後味が悪く、黒い雲が心に立ち込める。
心の武装が傑作によって剥がされる
一般書やビジネス書、自己啓発、心理学、哲学といったストーリー性のないものであればこうはならない。
自分で言うのもなんだが、普段は自信満々でかなりの勘違い野郎だ。超ポジティブマン。でもこの勘違いが自分の原動力になっている。
心理学や自己啓発で行っている心の武装はこんなにも脆いのか。破壊された武装はアニメのように30分で治るようなものではない。
だからいやなんだ、アニメも漫画も小説も。心が揺さぶられるようなストーリーモノを見ると簡単にやられてしまう。こんなとき、自分が精神疾患であることを再認識させられてしまう。
ストーリーモノは駄作を読みたい。アニメなら、しょーもないラノベがアニメ化された1クールのやつを消費するのがいい。
異世界に飛ばされてなぜか最強の力を手に入れて女の子にモテモテみたいなありふれたハーレムもの。内容も何もない。男の子が力を奮って女の子がキャーキャー言うだけの素人でも書けそうな話。シリアスなシーンでさえも、取ってつけたようなお涙頂戴シーンでくだらねぇ。そんな作品が最高だ。しょーもない。時間の無駄だったとさえ思えるようなもの。
消費するならそんなやつがいいな。
傑作は嫌いだ。
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