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ゲームをする子どもについて正直に感じること

この音楽を聴いたことがあるだろうか。

最近風邪を引いていたので、BGMをかけて横になっている時間が長かったのだが、Spotifyで突然この曲が流れてきて、懐かしさで泣きそうになった。

これは自分が初めて買ったポケットモンスターというゲームの、最初のスタート地点で流れる曲だ。

あの時のワクワクした感情、ここから冒険が始まっていくという心躍る気持ちが一気に蘇り、感情が溢れそうになった。

(実は大人になってからも、仕事などで気持ちを上げたい時、ポケモンのBGMを聞くことはあった笑)

ところで、このふとした偶然をきっかけに思い出したのが、子どもがゲームをすることについての様々な意見だ。

これまで教育関係の仕事をしていたこともあり、子どもがゲームをすることに対して、いろいろな意見を耳にすることがあった。

もちろん、中には否定的な意見もあったりする。

学習に悪い、健康に悪い、依存性が高いなど、ネガティブな要素が指摘されることもわかる。実際にそうした側面もあると思うし、内容が子どもにとって不適切だったり、依存や課金を促すためだけに作り込まれているものもあるかもしれない。

ただ個人的には、家庭内のルールや自制心、健康管理といった要素がセットで議論されるべきかなと思うし、ゲームを良いか悪いか二元論で結論づけるのは勿体無いように思う。

何事もやりすぎや極端に隔たるのが良くないのであって、ゲームの中には想いが込められたとても良い作品があるし、感情を豊かにしてくれる瞬間がある。

子ども時代に心動かされた経験は、大人になった今でも思い起こされる。そんな豊かな思い出を作ってくれた作品は、人生のかけがえのないギフトのようなものだ。

そんな一生ものの宝物を得られるのであれば、プライスレスではないだろうか。

さらに話を膨らませると、ゲームにはプレイヤーを惹きつける、様々な工夫や細かなデザインが沢山込められている。

それは人間心理を科学した努力の結晶だと思うし、そのノウハウは、ゲームによる影響が懸念されている学習にむしろ生かせると思う。

例えばカフートというサービスは、教室空間で行う授業などを、より楽しくゲーム性を持たせて行うためのクイズアプリだ。

上記画像の絶妙なコラージュ感についてはここでは触れない。

このアプリの登場によって、世界中の教室で様々な学習体験がより魅力的かつ効果的になったと思う。実際にそのような調査結果も出ている。

また、語学学習アプリのDuolingoは、ユニークなキャラクターと継続させる仕組み、ゲーミフィーケーションの技術などを用いて、より効果的かつ楽しく英語を学べるようにしている。

これからの時代、AIがより一層正確な知識を教えてくれるようになっていく。批判的に情報を見ることは大切だが、基本的にはただ尋ねれば良い。

今まで以上に簡単に、その人の理解度に合った形で知識を手渡してもらうことができる。

新しいことを学ぶ時、難しくて理解できない!という状況は一層少なくなっていくはずだ。

となると、こうした時代に大切なのは、学びたいという意欲を高める仕組み、ゲームのようにプレイヤーを自動的にのめり込ませるような仕掛けなどではないだろうか。

能動的に学ぼうとさえ思えれば、今まで以上に誰でも効果的に学ぶことができるわけだから。

企業活動においても、新たなテクノロジーやスキルを学ぶための人材育成や、生涯学習の需要が高まる可能性が高い。そうした大人の学びにも、ゲームのエッセンスは生きてくるはずだ。

例えば、先述したカフートは企業研修の場でも使われている。参加者がより能動的に楽しく学ぶことで、研修の定着率も上がるだろう。

そうした分野に生かせる大きなポテンシャルがゲームにはあると思う。eスポーツ市場もどんどん拡大している。

自分もこうした領域に強く関心があるし、これまで色々と研究もしてきた。

そもそも遊ぶことは人間の根源的な活動でもある。本当はもっと書きたいことが色々あるのだが、長くなるのでこの辺で割愛する。。

タイトルから少し脱線したが、以上のような理由から、自分はゲームに大きな価値を感じている。

そして何より、忘れられない思い出の1ページを作ってくれたゲームに対して、ノスタルジーと、ささやかな感謝を感じるのだ。


※記事内の画像は全て生成AIで生成しています

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Hoshi
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