孤独なロンリネスの現実逃避
とわに続くのではないかと
思われるほどに、
せつなく
そして烈しい豪雨のなか
ひとりわたしは鉄橋をわたる
みみっちいパンのかけらを
何回わたしは食べた?
五回?十回?それとも十戒?
ひどい寒気と
おそろしいわたくしのかお
かがみの前をとおるたんびに熱が二度上がる
ふとんにはいるととたんに泪があふれだす
米を食べるとすぐにむねやけがする
ピアノをひくとたちまち烈しい
怒りの感情がこみあげ
人に見られればさっと顔をそむけ
犬にほえられれば
かなしさと
くやしさで
なみだの水溜りができる
ああ この水溜りがふかい
ふかい ふかい沼となって
わたしを誰にもしられない世界へ
すいこんでゆく