馬は人の心の鏡
馬との会話は、人の「心と体」の鏡のようなものです。
「心」は「精度と感度がとても高い天秤」みたいなものなので、まず「自分」を見つめることが必要です。
下の写真からわかるように、タロウさんは静かに立っているだけなのに、「人」はタロウさんの動きに対して腰が引けています。(体)
でも、笑顔で向き合っています。(心)
その原因は、
実は、この頃のタロウさん、「心」と「体」が一致しない皆さまに、よく「パクっ」とやっていたからです。
人は怖い時、後ずさりします。
それは「心と体」が一致していますから、そこに人の嘘はありません。
それはきちんとタロウさんに伝わります。
タロウさん的には、それ「あり」です。
ただ、「恐い、恐い。」と恐れてばかりいると、両者の間に生まれるのはハーモニーではなく「すきま」です。
下の写真で、タロウさんが「ん?」と振り向いただけで、人はこの格好。
腰が引けているのは「警戒心」、手を伸ばしているのは「親愛」
「思考」と「心」が分離していると、馬との会話はちぐはぐになります。
そこで、呼吸をとおして、「静か」になる練習をして頂きました。
上の写真のタロウさんを見てください。
あくびをしています。
すでに、「人」の呼吸と「優しさ」を感じて、人の側の警戒心が解けているのを認識しています。一瞬のことです。
タロウさんは、この人の心の中の「優しさ」をよく知っていますから、この人のそばを離れていくということはしません。
なんとな~くいつもそばにいます。