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私が園芸について「真髄」を学んだyoutubeチャンネルは、実は「学習」の基本であり、「商売」の基本である

それは通称「カーメンくん」の「カーメン君ガーデンチャンネル」。

私は、仕事において剪定は長い間行ってきたが、「園芸」というものに、さほど興味が無かった。
しかし、お客さんの中で、花を育てたいが、なかなか忙しくてうまく管理がままならないという方が少なくなく、必要に迫られ園芸というものを一から学びなおすことにした。

園芸に関する本を中古で買ったり、必要なものは新しく購入した。
また、図書館で何十冊という園芸に関する本も借りて読んだ。

だが、本では所詮、限界があった。

そこで、次に目をつけたのが、webサイト。これは、NHKがやっているものも含め、実に数多くのサイトがある。
実践者の投稿も多い。
しかし、これも基本、書籍以上の有力な知識を得るには至らなかった。

最後にたどり着いたのが、表題に示すyoutubeチャンネルであり、その中で目にとまった「カーメン君ガーデンチャンネル」。

カーメン君の名の由来はよく知らないが、おそらく発信者さん自身を示すキャラクターであろう。これが抜群に親近感を抱かせる。

そして、「土づくり」から「種まき」、「苗の育て方」「寄せ植えのコツ」「施肥」など、知りたい情報に関して、自身の園芸店勤務のキャリアを基に解説してくれている。

これが、わかりやすく的を得ている。
何より、カーメン君という人柄に親しみが持て、言葉が頭の中にスッと入ってくる。
結論を言うと、私はこのチャンネルのおかげで、何十年もわからなかった「園芸の真髄」がわかった。
そして、それを実践して結果を出し、ある程度の自信を持つに至った。

私は、自分から能動的に取捨選択し、時や場所を選ばず視聴できる動画による学習こそ、「真の学習」なのではないかと考えている。

それは自身の興味関心や必要に迫られるという事由により、学習が始まるものであるという点で、モンテッソーリやデューイらの説く実存主義教育学と基本理念が合致しているからである。

たった一人の「先生」が朝から夕方まで、それも一年間、一斉形式の説諭で行うのが「本当の教育」だとしたら、考えてみると、こんなに恐ろしいことはない。

ちなみに私は、セメントの練り方、ブロックの積み方、エンジンの修理の方法まど実に多くのことをyoutubeから学ばせてもらった。


↑(この内容などは、書籍や教科書には絶対に出ない内容だが、おそらく99%の『園芸店で苗を飼う人が、知らずに失敗する』理由が、わかりやすく解説してある

また、このことは商売に通ずると考える。

書籍やサイトだけの、「読むだけ」の内容だと、どうしても説得力に欠ける。

私は、ラジオの中で放送された論説やトピック、書評などをMP-3形式でダウンロードしてプレイヤーで聴きながら作業などを行うが、実に内容が入ってくる。
それは、語り手の「熱量」がダイレクトに伝わってくるからだ。

武田 鉄矢さんの語りなどは圧巻で、その抑揚といい、口調といい、一気にその世界観の中に包まれてしまうような感じになる。
これこそ、教育の真髄と言えるのではなかろうか。

今、多くの児童・生徒が学校から離れつつあると聞く。
無理もないことだろう。
やはり学校に戻ることは保護者にとって一番安心できることは間違いのないこと。

しかし、真の学びという点に関しては、上記の点をもう一度ゆっくりと見直す必要があるのではないだろうか。

私が管理させて頂いている歯科の花壇。中央に一年草が、周囲に宿根草が配置してある。かつて厳冬期にもこのように花を咲かせておくことは、私には難しいことだった。


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江島 達也/対州屋
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