見出し画像

仕事の振り返り(2022年1月29日)

遅ればせながら、今週火曜日に2022年目標を公開しました。

Facebookでも宣言したのですが、プラスのリアクションをいただき嬉しい限り。目標は「達成してこそ価値がある」という方もいますが、僕は、自らの道標としての役割を期待しています。(もちろん達成できるように頑張るのですが)

あのとき、何を考えていたのか。
どんな価値観を「正」と思い、行動していたのか。

テキストとして残っていないと、過去の思考は振り返れないものです。

この振り返りも続けていきます。2022年に掲げた目標と併せて「できてないじゃん!」というのがあれば、厳しく叱咤いただけますと幸いです。

では、今週の振り返りです。

──

1週間の振り返り

1/24(月):
この日はあまり集中できませんでした。

頭の中で整理できていないことが山積しており、あれをやらねばこれをやらねば状態でした。

おそらく先週が取材ウィークだったため、まだ頭が過熱したままだったのでしょう。こういう日は割り切って、粛々と単純作業を行なうべきでした。

1/25(火):
久しぶりに法務打ち合わせをしました。著作者人格権についてレクチャーを受けたので備忘録として残しておきます。(こちらも参照ください)

著作者人格権で僕がポイントだと感じたのは、

・公表権(公表方法、公表のタイミング)
・自分の名前を出すかどうか
・同一性保持権(著作物を意図せず改変されない権利)

の3つです。

作家性が高い仕事でなければ「そこまでこだわらなくても良いのでは?」というアドバイスも受けました。今後の契約にも活かしていきます。

ちなみに個人的には、せっかく自社で手掛けた記事やコンテンツには、著作者の名前が残るべきと考えています。それは著作者人格権とは別の切り口で相談することも可能のようで、今後の受発注の際には留意して進めたいと思います。

1/26(水):
この日は諸事情あり、ほぼ仕事をせずに終わりました。

1/27(木):
取材記事の執筆を行ない、初稿を提出しました。

自分で設定した締め切りから超過してしまいました。スケジューリングの甘さはもちろんなのですが、執筆に集中できなかったようにも思います。

・完成形をイメージできぬまま走り出していた
・書く / 書かないポイントがきちんと見極められていなかった
・既に提出している構成案が、自分の中で腑に落ちていなかった
・編集方針の理解が甘かった

などが理由として挙げられます。

編集や執筆は、工場のように一定作業を緻密にこなしていくような類の仕事ではありません。

きっちり決められた型があるわけではないので(あるべきだとも思っていません)、ときどき、引っかかりが生まれてしまいます。

編集者と丁寧にやり取りを重ねながら、良い塩梅を見つけられるようなやり方もあったかなと。思い至らなかったことも含めて反省しつつ、次回以降の執筆に活かしていきます。

1/28(金):
この日は取材対応でした。インタビュイーが、とても温かく思いを持った方々で、充実した時間を過ごすことができました。

そんな彼らにも山ほど課題があります。だけど前を向いて、より良いサービスを提供できるよう努力しているわけで。彼らの思いが世の中にちゃんと届くよう、記事執筆に全力を注がねばと決意を新たにしました。

また個人で約2年続けている読書ラジオ「本屋になれなかった僕が」で、ちょっとしたチャレンジ企画を実行しました。

従来の1配信で1冊方式ではなく、全3回で「島本理生『Red』×谷崎潤一郎『陰翳礼讃』」をテーマに語っています。

良ければ聴いてみてください。(SpotifyApple PodcastGoogle Podcast

Keep(良かったこと、今後も続けること)

他人の文章の構成をトレースする訓練を独自で始めました。ノートに構成をざっくり書き出し、学びにしています。

37年間生きていると、自らの手癖や先入観から抜け出せないことがあります。

いま関わっているプロジェクトは、何名かのライターがいるのですが、彼らがどんな風に構成を練っているのか、思考のトレースを試みました。

「なるほど、こんな風に論旨展開するのか」
「あれ?ここは書き足した方が良いのでは?」

など、良い部分も悪い部分も、様々に気付くことができます。ハマってしまうとついつい長くやってしまうのですが、ときどき、こうした検証的な作業も取り入れていこうと思います。

Problem(悪かったこと、今後はやめること)

ノープランはダメだなと改めて気付きました。

たとえ頭の中で考えていたことでも、言葉にするときには、ある程度要旨をメモ書きした上で臨まないと時間を浪費しています。

僕の場合は、

  1. ノートにさっと思い浮かぶことを書き出す

  2. 書き出したことを元に、大事な部分をマーカーで目立たせる

  3.  ざっくりと構成を決めた上で、MacBookで作業し始める

という流れが、良いアウトプットにも繋がっていると感じています。

ノートに書き出す作業は10分程度なのですが、つい面倒になって省略してしまいます。これは文章の推敲に似ているのですが、一度書き出すと、MacBookでは塗り直すような感じでブラッシュアップさせることができます。

まずはノート!ということを徹底して、作業に取り掛かりたいと思います。

Try(次に挑戦すること)

昨年最も時間を使っていたWebサイト「ふつうごと」に関して、記事更新が止まっています。取材させていただいた方には本当に申し訳なく。僕も、なかなか執筆できないもどかしさを感じています。

どんな事情があっても、会社の「顔」を、きっちり更新していくことは意味があります。考えてみれば、今やっている仕事も「ふつうごと読みましたよ〜」という会話が起点となって、関わらせてもらっています。

来週の記事更新は難しいかもしれませんが、少なくとも記事を完成し、インタビュイーに原稿チェックをしてもらえるような段取りは踏みたいと思います。2022年2月から再スタートを切れるよう、こちらも意識して臨みたいです。

月初の課題に対して

月初の課題は、

・ToDoとスケジュールの管理を徹底する
・「Yes And」の言動を意識する

になります。ToDo管理が、色々なタスクが混在し始めたことで、おざなりになりつつあります。この辺りは既視感もあり想定内です。

こまめにスケジュールを切り直して、優先度の高いタスクを見える化しておきたいと思います。

学び、辛み

仕事中のBGMはいつも困ってしまうのですが、ようやく仕事が捗る作品を発見しました。

世武裕子さんが手掛けた映画「空白」のサウンドトラックは、全部で10分ほどの短い作品なのですが、ちょうど良い距離感で仕事に没入できるような気がします。(なお映画「空白」の感想は、明日のnoteで公開予定です)

まとめ

今年に入ってから一度も映画館に足を運べていません。

「今日もタスクがつまっている」みたいな連続で、映画館に足を運ぶことを断念してしまうのです。

来週火曜日(2/1)は映画の日です。通常よりも安く映画を観ることができます。段取りしつつ、今年最初の映画館を楽しめたらと思います。

おまけ:「成長可能性に関する説明資料」の雑感

今週読んだ資料は、株式会社メルカリと株式会社Finatextホールディングスです。

*

・株式会社メルカリ(2021年12月3日)

5期連続で赤字、2021年6月に上場以来初めての黒字ということが話題になりました。もちろん広く利用されているメルカリの価値を疑う人はいないのですが、時価総額が1兆円規模(1/29(土)現在では株価が下落傾向にあり6,600億円ほどになっている)のポテンシャルはどこにあるのか明確に説明できる人はそれほどいないのではないでしょうか。

一般論ですが、将来的にキャッシュを生み出すポテンシャルがあれば株式市場において高評価されます。

なんといっても右肩上がりに成長し、直近1年間では日本市場においてGMV(流通取引総額)が7,845億円、月間アクティブユーザーは1,954万人に到達しています。

CtoC市場規模が2兆円なのでメルカリが40%を占めている計算になります。また日本人の15%が、実際にメルカリを利用していると推測されます。具体的な数値でみると、過剰評価ではないことが理解できます。

一方でアメリカ市場では、やや成長スピードの鈍化が見られます。GMVは順調に推移していますが、月間アクティブユーザーは微増という結果に。

日本市場ではグループ会社のソウゾウ、メルペイ、メルコインなどとシナジー効果も期待できますが、グローバルでは広告宣伝費を上げる以外で存在感をどう示していくか。海外売上比率はそれほど高くないので直近のダメージは少なそうですが、間違いなく今後の成長ファクターになる海外市場の伸びは経営陣も気に掛かっているはず。月間アクティブユーザー数および各種KPIの海外比率を追っておく必要がありそうです。(メルカリも「3年後には、USにおいて誰もがメルカリを知っている」という目標を掲げています)

コスト構造として、広告宣伝費に25%をかけているのは、日本市場においては「認知してもらえれば確実にGMVに貢献する」という自信の現れでしょう。短期と中長期の成長のバランスをどう取っていくのか楽しみです。

*

・株式会社Finatextホールディングス(2021年12月22日)

株式会社Finatextホールディングスは、資産運用・保険業界向け次世代クラウド基幹システムを提供しています。

自らをテック企業と称しつつも、経営陣を金融やコンサル出身者で固めていることから、金融や商圏に関して深い知識を有していることが企業のコアコンピテンスなのかなと推察しています。

会社ウェブサイトを見ると、なんと事業紹介ページがありません。なので「そもそも何をしている会社なのか」というのが分かりづらい印象です。

「事業計画及び成長可能性に関する事項」の資料を読むと、「金融インフラストラクチャ事業及びビッグデータ解析事業が売上高を牽引」と書かれていました。金融系の基幹サービスは満足度が低く、クラウド&SaaS型の基幹システムにスイッチしないかを提案しているようです。

ただ当然ながら、事業体によって必要な機能は異なるわけですから、おそらく企業ごとにカスタマイズしてサービス提供をしているのだと思います。その辺はBtoBにとって避け難い宿命なのです。

順調にエンジニアを採用できるかが成否を分けるような気がします。実際どれくらい稼働できているのか分かりませんが、経営陣も積極的にカジュアル面談プラットフォーム「Meety」を活用しており、熱心に採用活動に取り組んでいます。広告宣伝費はあまりかけない方針のようですが、全方位で人材獲得に励んでいる様子は窺えます。

「金融×IT」が法人向けにも本格的にメスが入っていくと、世の中には大きなインパクトを与えるはずです。

業種・業態が分かりづらいのは仕方ありませんが、だからこそ優秀な人事や広報担当がいると良いかもしれません。オウンドメディアも本腰入れて頑張ってもらいたいです。(僕もお手伝いできますよ!笑)

*

#起業
#起業1年目
#振り返りnote
#成長可能性に関する説明資料
#株式会社メルカリ
#株式会社Finatextホールディングス
#読書ラジオ
#Podcast
#本屋になれなかった僕が
#島本理生
#Red
#谷崎潤一郎
#陰翳礼讃
#INOhidefumi
#世武裕子

いいなと思ったら応援しよう!

ほりそう / 堀 聡太
記事をお読みいただき、ありがとうございます。 サポートいただくのも嬉しいですが、noteを感想付きでシェアいただけるのも感激してしまいます。

この記事が参加している募集